日月潭を16時頃発のﾊﾞｽで東土甫へ1.5時間位で到着、ﾊﾞｽ停から徒歩3分位です。日本語ができる男のｽﾀｯﾌが常駐しており、何かあると登場(ものすごく心強いです)してきます。5Fの有料風呂は200元/人、かけ流しではありませんが、水着着用ではないので日本人にはお薦めです。団体客(大陸？)が多いため、部屋の外は騒がしく、予想どおり朝食時も嵐のようでした。9：10発のﾊﾞｽで和社9：30阿里山へ綱渡り(ﾊﾞｽﾄﾞﾗｲﾊﾞｰの連携で乗れました)の末到着。 

「世界温泉遺産」（BS番組）で「秘湯」として、この東埔温泉と谷関温泉が紹介されていました。谷関には行ったことがあるので、日月潭から東埔に回りました。
秘湯の温泉としては、寶來温泉（高雄市六龜區寶來里寶來）のほうが、居心地が良かったですね。２泊しても飽きませんでした。

TVでも紹介されたこのホテルに着いたのは昼前。フロントは日本語も英語も怪しく、ちょっと不便でした。

入室は１５時、温泉は１７時と言われ、温泉にも入れないので、荷物を預け、予め日月潭のコンビニで買ってきたパンを持ってハイキング気分で東埔吊橋へ。山並みを見ながら食べるパイナップルパンはそれなりにうまかったですね。その後、吊橋から彩虹瀑布を眺めたり、街中探検するうちに、ちょっと雲行きが怪しくなってきたので、14時にはホテルに戻りました。玄関先で空模様を眺めていると、フロントの人が来て、準備が出来たと言って部屋に入れてくれました。

通してくれたのは５階のツインルーム。部屋は広いし、ベッドは大きい、清潔感もあるし、何より広い窓からの眺めが最高！
と、満足していると、タオルは足りない、飲み水もない、トイレが汚れている、という状態。タオル・飲み水は手配してくれたのですが、トイレは何度言っても話が通じませんでした。あれこれ掛け合っているうちに、結局、隣の同サイズの部屋に交換してくれました。
タオルや水は準備されていましたが、、、
台湾のトイレには、ゴミ箱が置いてあって、日本では流してしまう使用済みののもを捨てることになっていますが、なんと前日の置き土産が！もうそれ以上クレームする気にはなりませんでした。

ちなみに、ユニットバスは小さくて使いづらかったですね。

とはいえ、窓が広くて眺望抜群。　東埔吊橋や向かい側の同富山（多分？）、山の高いところを走る国道２１号線が正面に見えます。天候が不安定だったお陰で、晴れたり、大雨が降ったり、雲が山を越えて落ちてくるかと思えば、目線の高さで生まれた雲が形を変えながら山をのぼっていったり、、、　　緑の木々、白い雲、青空、黒い雲、数時間で堪能しました。

もう一つ、部屋の照明が明るいのも良い点でした。どのホテルに行っても、もう少し明るくならないものかと不満がありますが、このホテルはその点、十分にあかるかったと思います。

このホテルの「売り」の洞窟温泉は、圧迫感があり、とても「ゆったり」はできませんでした。
せっかく眺めの良い場所にホテルがあるのに、何故こんな作りにしたのか不思議です。
湯は手前のぬるめの湯から順次温度が上がっていて、同じ温度でも熱い湯（４３℃）からの帰りは冷たく感じました。
更衣室・シャワールームも冴えないですね。シャワーは水はけが悪く、石鹸の泡がいっぱい。気持ち悪い。女性用の更衣室も同様、そのうえ、ゴミ箱には使用済み生理用品が捨ててあったそうです。
２階に露店風呂もあるというので見に行きましたが、ロビー脇のコーヒーショップの窓外にありました。残念ながら温泉としてはとても入る気にはなりません。隣に子供用のプールがあるので遊ばせばがら、というのならそれも良いでしょうが。。。

温泉付きの部屋があるので、多分それなりにコストがかかるのでしょうが、そちらがおすすめ。

湯質はとてもよかったので残念！
 

水着着用の現地の団体さん用の温泉プールホテルです。
日本式の入浴ができる温泉ホテルと思うと失望します。

ビュフェスタイルの朝食会場で、品物がなかったので、
「ないの？」と聞いたら「没有」と答えただけで追加の
用意をする気配などありませんでした。

団体客が多く台湾らしいサービスも見受けられず、
大部分のスタッフは殆ど日本語ができません。

日本人に帝綸温泉渡假大飯店での入浴・宿泊を
お薦めすることは到底できません。

しかし、それを忘れさせるすばらしい風景が東埔
にはあります。
それだけで東埔を訪ねる価値は充分にあります。