リーダー ホテル チトウ (立德溪頭飯店)

Leader Hotel Chi-tou立德溪頭飯店
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自然たっぷりな渓頭のリゾートホテル。近くには「凍頂烏龍茶」で有名な鹿谷・凍頂山があるお茶の里としても有名

こんにちは、台北ナビです。
2003年から台北の公館で営業を開始したリーダーホテルさんは積極的なリゾート展開も開始していて2004年の春から渓頭館がオープン。阿里山の森林公園にも匹敵する巨木群と、孟宗竹の林が魅力のこの国立公園内にあるから、森林浴にはぴったり。それでは、どんなリゾートなのか、ご案内します。

「渓頭」ってどんなところ?



日本の方にとって、渓頭という場所というのは聴きなれない場所かもしれないので、ちょっと説明しますが、実は日本と深い因縁のある土地。というのも、日本統治時代、ここは台湾帝国大学の実験農林として開かれた場所なのです。


場所は台湾中部。台湾のヘソ、南投県の山中。地図を見ると、阿里山のちょうど北側にあたるため、気候や植物の生態などは阿里山と似ている、といえますが、森林遊楽区に指定されているエリアには杉や柏、紅檜(ベニヒ)、イチョウ、孟宗竹などが密生しています。植物生態観察やバードウォッチングに最適のエリアですね。

渓頭の海抜は 1150m。そこでは一年を通して鳥の姿を見ることができますが、特に繁殖期の4、5月がバードウォッチングに最適。約70種類の鳥類が観察できるそうなので、望遠鏡などを持参するとより楽しめます。台湾中海抜の代表的な鳥やタイワンシジュウガラなどが棲息しているそうです。

また、渓頭から17キロ山中に入った杉林渓森林遊楽区では、春は桜、夏はシャクナゲ、秋は蘭、冬は紅葉(カエデ)と、一年中草花が咲いています。

チャーターバスで出発!



台北のリーダーホテルのマネージャーさんから「渓頭のホテルがオープンしたから泊まりに来て!」といわれていたナビ蔵、ちょうど家族が台北に訪ねてきたのを機に、避暑に出かけることに。どうやって行くか、というのを心配していると、台北駅前から旅行社がチャーターした直行バスが台北駅の東口前から出るとのこと。そのチケットを手に、早朝、駅へ向いました。
時はちょうど夏休みだったため、朝も早いのに集合時間の午前7時前には家族連れやカップルが駅前に集まっていました。この日、立徳渓頭飯店に向うのは3台の大型バス。参加者は100人ほどいたでしょうか。そのうち一台は「渓頭一号」と立派なネーミングもついているのですぐわかりました。バスを手配した旅行社の人が音頭をとって皆をバスに分乗させ、7時半すぎに予定通り出発。高速道路を通り、途中で西湖渡暇村、それから高速を降りてしばらくして鹿谷の休憩所でトイレタイムをとったのですが、それでも悠々お昼前に到着。所要時間は休憩込みで4時間くらいというところ。それほど疲れない時間でした。山中に入るにしたがって緑が濃くなり、竹やぶが目立ってくると、すぐ渓頭。バスは森林公園の中へとぐんぐん入っていきました。いったいどこが終点なのかな?

チェックイン、腹ごなしの散歩へ

と、バスが止まったのは公園の中の駐車場。「大学樓」と呼ばれる建物のまん前でした。さて、チェックインは午後3時、ということでやや到着が早いため、荷物はレストランのある建物に預 かってもらいました。
そこには昨晩の宿泊客の荷物も積んであって、どうやら部屋の交代、といったところです。

そんなわけで昼食はそのまま隣にあった食堂で済ませ、チェックインまで食後の散歩、ということにしました。日本人の植物研究者が植樹したヒノキなどがあるほか、うっそうと茂った森には霊気が宿っているようで、木陰で休んでいるだけでも癒されます。今日はまず竹で作った橋のある大学池まで歩き、いったん宿のほうに戻ることにしました。

昼食はこんなものが出ました!


4棟にちらばる客室森林公園内には、いくつかのロッジが点在していましたが、立徳大飯店の担当者の話によれば、このロッジはこの森林区の管理者である台湾大学の関係者が使う施設になっていて、もともとほかの4棟の建物もかつては台湾大学で運営していたのですが、大規模な宿泊施設はホテル専業者に任せるのが最適、ということで、2004年の5月から立徳ホテルグループが運営を任されることになったとのこと。
その4棟は、漢光樓、大学樓、紅樓、鳳凰樓に分かれていて、漢光樓、大学樓は以前の建物と外観はそのまま。ベッドを総入れ替えしてまず快適に過ごせるようになっています。そして紅樓、鳳凰樓のほうは外観も新たに生まれ変わりました。
ナビたち家族が宿泊したのは、森林公園区の入り口からいちばん近い大学樓。景色のよい上階の部屋だったのですが、ここはエレベーターがなく、歩き。ナビの両親はそれほど健脚ではないので、客室にたどりつくまでややお疲れ気味だったので、お年寄りがいる場合はフロントに近い部屋を指定したほうがよいかも。

それでは、それぞれの棟のお部屋ものぞいてみたので、ご案内しましょう。

客室情報

■ 漢光樓 3人部屋 72室


エレベーターつきで便利。部屋のほうは3つベッドのあるお部屋で、友人同士、家族で泊まれるようになってます。木造の窓など古い部分も残りますが、ベッドなどは新しくなっていました。客室はやや狭い印象ですが、窓からの景観がよいのがグッドです。お庭がとても気分よかったです。

■ 大学樓 4人部屋 98室

斜面に沿って中国風の甍をいただいた建物が並び、フロントを中心に、左右に個室がちらばっています。客室自体は古いですが、ベッド、浴室の設備は新しいので快適に過ごせます。

■ 紅樓 全23室

218人収容できる会議室があるなど、大学の講堂を思わせます。客室は全室リニューアル。モダンでちょっとアジアンテイストを意識したインテリア。ベランダがついているなど、リゾート感が盛り上がります。浴室もゴージャスです。

■ 鳳凰樓 全18室
木陰が涼しい小さなお庭とサウナの施設がついている棟。客室は日当たりよし、フローリングになっているのが気持ちよさそうでした。

支配人よりのメッセージです

私たち家族が宿泊している時には、普段は台北にいる支配人も現地にかけつけ、忙しそうに指揮をとっていました。「広い敷地で管理は大変ですね」とねぎらうと、「いや、これでもずいぶんとあちこちに手をいれたつもりなんですが、フロントのスペースを茶芸できる空間にしたり、レクリエーションができる場所にするなど、まだまだこれからです。が、公園内にあるのでいつでも園内散歩ができ、渓頭内の宿泊施設の中では最大規模、ということをメリットにして、よりよいサービスを心がけていきたいと思っていますので、日本の方にも利用していただきたいです」とのことでした。

ナビより一言

森林公園内に位置する、というのは便利なのですが、自然を維持するためか、園内には売店がほとんどないので、ある程度食料は準備していくほうがいいかも。レストランもホテル内だけなので、夕食は下の駐車場に並ぶ商店街でとってもいいかも。竹筒飯や山猪肉など、山の幸が安く食べられます。

以上、台北ナビでした。


記事登録日:2004-08-20

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2004-08-20

スポット更新日:2014-10-29

チェックイン日
宿泊数
部屋数 部屋1 大人 子供

支店情報

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立徳布洛湾山月邨(太魯閣)

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原住民の住居のようなロッジ風の客室がリゾートの気分を盛り上げてくれます。タロコの大自然に囲まれ、ノンビリとすごせます

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