台北茶芸館(京都)

台北茶藝館

閉店・移転、情報の修正などの報告

比叡山へ向かう方向に、台湾の茶芸に触れられる場所がありました


こんにちは、台北ナビです。
「台北茶藝館」という店名は、あまりに親しみのある名前で、行ってみなければという気持ちにナビをさせてくれました。
京阪線の終点「出町柳」で降りて、叡山電鉄本線に乗り換えました。今はラ-メン通りがあることで有名な「一乗寺」駅で降ります。駅から約8分。歩いていたら前方に紅い看板が見えたので、そこだとすぐわかりました。
黒いドアを開けると

黒いドアを開けると

こんな空間が

こんな空間が

実は多機能茶芸館

店を入ると、左側は語学教室の受付カウンターで、語学教室担当の畑雄士さんがいらっしゃり、前方は旅行社で、オーナーの杜淑琴さんが出迎えてくれました。
右側は茶器や茶缶が並び、どう見てもこちらは茶芸館でしょう。が、その奥には食事もできそうなレストランのようなエリアもあります。1階はこんな感じで、2階は語学教室、3階はマッサージルームになっています。
オーナー杜さんは、他にも京都駅周辺に3ヶ所のゲストハウスを経営しているスーパーウーマン。来日30年足らず、大学留学で来てから旅行社勤め、その間にガイドやツアコンの資格も取り、独立するために旅行社経営が可能な資格も得ました。その後も民宿業ライセンスなど努力は今でも怠りません。
偉いですね、ナビも応援したくなりました。
左は語学教室の受付

左は語学教室の受付

正面は旅行社の受付

正面は旅行社の受付

右は茶芸館&レストラン

右は茶芸館&レストラン


1階左奥にもレストランスペース 1階左奥にもレストランスペース
1階左奥にもレストランスペース 1階左奥にもレストランスペース

1階左奥にもレストランスペース

お茶

まずは、お茶をいただきました。
台北の実家ではお茶を飲む習慣があり、大きなお茶室まで構えているという杜さん。「私のお茶好きはそこから来ているけど、兄弟姉妹から言わせたら、私のお茶の入れ方は一番ヘタだって言われるのよ。」ナビもほぼ毎日台湾茶に慣れ親しんでいますが、ここでは初めて「お茶の香りの楽しみ方4方法」に接しました。
茶芸館には56種の茶葉がそろっていましたが、まずはこの時期一番おいしいと言われる「四季春」をいただきました。

1、香りを嗅ぐ用の聞香杯にお茶が注がれたら、その香りをまずそのまま嗅ぎます。
2、茶杯を聞香杯の上にかぶせて杯ごとひっくり返し、その隙間から香りを楽しみます。
3、茶杯に入った茶の香りを手でパタパタしながら嗅いでみます。
4、聞香杯をそのまま嗅ぎましょう。
今まで試したことがないばかりか、4段階を経て香りを感じてみると全部違う。杜さんの「ね?全部違うでしょ?」の言葉に目を丸くして、うなづくナビでした。

茶芸教室は、2000円(税別)/一人+茶葉代のコースになっています。
要予約で、コース時間は2時間/1回。
楽しそうにお茶を淹れる杜さん

楽しそうにお茶を淹れる杜さん

落ち着く空間

落ち着く空間

茶杯で、聞香杯を蓋をして

茶杯で、聞香杯を蓋をして

さあ、持ち上げて

さあ、持ち上げて

ひっくり返します

ひっくり返します

四季春、おいしかったです

四季春、おいしかったです

食事もできます

スーパーウーマンの杜さんは、料理の腕もなかなかのもの。実家のお母様の調理を幼い頃から見よう見真似で手伝っていたのが、今になって役に立っているとのことでした。(メニューページをご参照ください)

奶油蝦仁(エビマヨネーズ) 900円
台湾では、甘い台湾マヨネーズがベースなので、同じものかと思っていたら、なんと日本のマヨネーズだそう。エビの揚げものにもまんべんなく絡まっていて、甘酸っぱくておいしい。中身は秘密と教えてもらえませんでしたが、客家の柑橘ソースなどが混ぜてあるんじゃないかな?という印象でした。揚げ方というかコロモも特徴的で、エビそのものの新鮮さも生きています。ぜひ、また食べたい一品。

蘿蔔糕(大根もち) 2個550円
よく台湾のスーパーでも塊で売ってあるのは、少しずつ切って焼いて食べることができますが、これは最初からすべて杜さんの手作りだそう。大根をすりおろして、ペ-スト上になったものに在米粉や炒めた干しエビなどを加えて固まらせ待つこと数時間。それから切って焼いていくんですよね。結構手間がかかるんですが、これは母親仕込みだそうで、全然難しくないわよとのこと。母に感謝ですね。

粽(チマキ) 1個550円
干しエビ、落花生、豚肉、シイタケ、台湾エシャロットが入った本格的な台湾北部の粽は、やはり母親仕込みで、最初から杜さんの手作り。これ、ナビは作ったことがあるので言ってしまいますが、大変面倒です。
杜さん、仕事が趣味でじっとしていられないそうですが、このパワーの源は?やはり台湾料理?なのでしょうか、と聞きたくなるほどの懲りようでした。
正真正銘の北部チマキでした 正真正銘の北部チマキでした

正真正銘の北部チマキでした


排骨飯(タイワン風豚カツ丼) 859円
「台北茶芸館」の看板料理です。トンカツを醤油などの下味に漬けた後、地瓜粉をまぶして揚げるだけだそうですが、下味に秘訣がありそうです。中はしっかりと味がついていて、外側はサクサク。それになんと言っても大きいのです。ご飯と一緒に食べると、心はもう台湾。これは、外せない一品ですよ。

台湾ビール(瓶) 550円
日本国内で、台湾ビールが飲めるところはそうありません。
杜さん曰く「京都だと、うちだけかもね」軽くて飲みやすい台湾ビール。この日は外が30度以上の暑さだったともあり、冷えたビールが格段おいしい!と思えたひと時でした。

語学教室

さて、今日は2時から韓国語教室がある、というのを伺っていたので、授業参観ということで2階へ上がりました。講師は、韓国人の安先生(安 在珉さん)。京大の大学院生で、人間・環境学研究科で言語学を専門に研究していらっしゃいます。
学生さんはお2人でしたが、もう長く習っているそうで、一人の方は滋賀の方から来られているとのことでした。こちらでは、中国語はもちろんのことスペイン語やベトナム語、インドネシア語、モンゴル語、英語、マレー語などの語学教室も開催されています。
授業の様子 授業の様子

授業の様子

語学教室担当の畑雄士さん

語学教室担当の畑雄士さん


入門・初級~(3人以上で臨時開講) 8000円(税別)+テキスト代
個人レッスン(予約制/1回60分) 12000円(税別)+テキスト代
グループレッスン(会話中心) 8000円(税別)+テキスト代
こちらも教室

こちらも教室


時間があまりない、遠いと感じる方は、スカイプを使った個人レッスンも行っています。料金は月謝制で、1日1回25分、週末プラン7200円~から各種のプランが組めるそうですので、詳しくは直接お問い合わせください。

最後に

旅行に関することなら何でもトライして、多くの人に提供したい、自称「旅行関連何でも屋」の杜さん。バイタリティあふれる女性です。ナビにとっては、多忙を極めているのもかかわらず、茶芸館の食事メニューのほぼ全部が杜さんの手作りだということが、大変な驚きでした。
京都の叡山電鉄本線は、比叡山に向かう路線で、各駅周辺は静かでのんびりした風情が漂っています。帰りは京都駅までバスに乗ったナビでしたが、急がなければバスもおすすめ、四条、二条…と景色はどんどん変わっていきます。
古都京都の郊外で、台湾本場の味に出会えるとは…、本当に思ってもみませんでした。
建物の内部には、旅行関係のものやお茶、食べ物など、いろんなものにあふれています 建物の内部には、旅行関係のものやお茶、食べ物など、いろんなものにあふれています
建物の内部には、旅行関係のものやお茶、食べ物など、いろんなものにあふれています 建物の内部には、旅行関係のものやお茶、食べ物など、いろんなものにあふれています

建物の内部には、旅行関係のものやお茶、食べ物など、いろんなものにあふれています

以上、台北ナビでした。

記事登録日:2014-08-20

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スポット登録日:2014-08-20

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