福州第一家 新利菜館

閉店・移転、情報の修正などの報告

50年以上福州料理を作り続けたシェフが織り成す正統派福州料理がここに!

こんにちは、台北ナビです。今回は福州料理のお店、その名も「福州第一家 新利菜館」にお邪魔してきました。皆さん福州料理ってご存知ですか?ナビは実は初めて耳にしました。さすが中華は奥が深いです。一体どんな料理が「福州料理」なのか、興味深深です。では、早速新しいジャンルへ突撃です!

福州客家料理とは

これが紅糟の赤です!

これが紅糟の赤です!


福州料理とは、中国東南に位置する福建州の福建料理の中の代表的な料理です。海鮮を使った料理が多く、味付けには紅糟をよく使います。「紅糟」とは「紅麹」を米に混ぜて発酵させたものです。赤いといっても辛くはなく、味はもろみに似ていて、味噌より少し甘め程度の塩気がある調味料です。中華料理には限りない種類があるんだなぁ~、やはり中華は奥が深い!

こんな所に!

お店が位置するのは南京東路と龍江路の交差点近く。龍江路を東に少し入った所にあります。ここにお店を開いたのは2002年ごろとの事ですが、実は西門町に何十年もの長い間お店を開いていたそうです。その西門のお店を閉めて2年ほどお休みし、満を持して再オープンさせたのです。

店内もとても綺麗。1階だけだとそんなに大きなお店という印象はないのですが、地下フロアがあり、テーブル席以外にも10~15人用の個室が5部屋もありました。日本人ビジネスマンも食事会でよく利用するとか。
大通りからちょっと入った場所にあります。

大通りからちょっと入った場所にあります。

明るく開放的な1階席。

明るく開放的な1階席。

地下フロアです。ランチタイムを過ぎても地元の方で賑わっていました。

地下フロアです。ランチタイムを過ぎても地元の方で賑わっていました。

ベテランシェフが勢ぞろい総料理長の謝錫明さんは福州料理の大ベテラン。なんと50年もの間福州料理を作り続けてきたそうです。さらにこのお店には40年以上の経験を持つシェフの方が他に2人いるのです。「福州風」ではない、正統派の「福州料理」がここにくれば食べられるのです!
総料理長の謝錫明さん。
大ベテランの風格が感じられます!

総料理長の謝錫明さん。 大ベテランの風格が感じられます!

紅糟の色も鮮やかな料理。本格的福州料理です。

紅糟の色も鮮やかな料理。本格的福州料理です。

ここ「福州」のメニューには多少写真も掲載されていますが、中国語表記のみ。そしてメニューがとても豊富なので、今回もオーダーしやすいようにお店の方にオススメ料理をズバリ聞いてきちゃいました!ぜひぜひ参考にしてくださいね。
干糟鰻魚 
鰻魚(ウナギ)の赤糟フリッターです。天ぷらと言うよりも「フリッター」という表現がぴったりくるこの衣はサクサク。一口かじると赤糟の香りがフワッと広がります。ビールに合う一品!
脆炒腰蜇 
豚のホルモンをちょっと甘酸っぱいタレで炒めたもの。ホルモンとクラゲや油條の食感が色々楽しめます。ガツンとホルモンが入っているのでパワーが出そうなメニュー。
炒蚵仔蛋(光餅付) 
カキのオムレツです。そして上に乗っているのが「光餅」というもの。ちょっと固めのもちっとしたパンにゴマがまぶしてあります。この光餅にカキオムレツを挟んでいただきます。ふんわり焼かれたオムレツと光餅でボリューム満点です。
紅糟鶏肉 
メニューに載っていない隠れメニュー!プリプリの鶏肉を炒めて、赤糟をたっぷり使った味付けになっています。
一品特製海鮮米粉 
最後にこちらの名物料理です!こちらの海鮮は全て金門(台湾海峡)で取れた新鮮なものを使用。みてください、このドドーンとインパクト大の蟹を!!豚骨と鶏がらで取った出汁をベースにしたスープが不思議と海鮮から出るエキスとよく合います。ナビ的には日本の寄せ鍋にとっても似ていると思いました。スープがしっかりしているので、太めのビーフンに良くあいます。

その他には、「生炒活蟶(マテ貝炒め・季節限定)」や「軟溜活草(草魚のスープ煮・季節限定)」などの季節限定メニューもオススメ。スープ類では「雙丸湯(肉入り団子のスープ)~」や「魚丸湯(魚団子のスープ)」。そしてデザートでおすすめなのが「芋泥(タロ芋餡のスープ)」と「捲煎(もち米と小豆を湯葉でくるんで焼いたもの)」です。

ランチタイムだけに3名からのコースメニューもあります。更にほとんどのメニューが「小中大」の3つの大きさから選べる所がとってもいいですね。2人で食べたいけど量が・・・という時には上で紹介した「一品特製海鮮米粉」とプラス一品で女性にもちょうどいいくらいになると思います。

以上、台北ナビでした。

記事更新日:2009-08-21

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2005-11-21

スポット更新日:2014-11-17

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