金都餐庁(南投県)

Pu-Li Restaurant金都餐廳

閉店・移転、情報の修正などの報告

埔里って食材の宝庫だったんだ!!埔里だからこそおいしくいただけるお料理でニンマリ♪

こんにちは、台北ナビです。高鉄(新幹線)開通後中南部への旅行がぐっと身近なものになりました。しかし、日月潭への入口と言われる埔里の情報って少なくて、遊びたい!おいしいものを食べたい!のになかなか遊びに行きづらいのよね…。と思っている方、心配はいりません。地元の人、いや台湾の通の間ではとっても有名な「金都餐廳」をご紹介したいと思います。

人情溢れる街・埔里

ナビにとって埔里は日月潭へ行く際の通り道。立ち寄ることがあるのはせいぜい国光客運のバスターミナルくらいかしら…といった感じ。なので、名前は知っているけど、正直深く探検したことがなかったし、田舎好きのナビなのになぜか興味が湧かなかったんです。でも、今回改めて埔里を訪れてみて、人情溢れる街なんだなぁと実感!しかも埔里はロングステイ先としても人気の場所なんだとか!それは人情にプラス気温差が少ない気候も魅力なのだとか。住み心地がいいんですねっ!

恵まれた大地・埔里

また、人の魅力だけでなく、埔里はおいしい食材がいっぱい!その秘密は、「好山、好水、好空気」と言われるほど環境がいいから。それだけでなく、近年では品質改良に成功し、1年を通じて様々な農作物を作られるようになったそうです。そんな埔里の代表的な農作物といえば、たけのこ・トマト・百香果・大根・花等々…。その中でも、茭白筍はとりわけ有名で、埔里は「茭白筍の故郷だ!」と言われるほどなんです。あと忘れてはいけないのが、紹興酒!説明は要りませんよね?これらの地の食材を使いお料理を提供してくれるのが今回訪れた「金都餐廳」です。

広~~~い!

オーナー夫人・林素貞さん

オーナー夫人・林素貞さん

埔里でなにかパーティーをする!となれば必ずと言っていいほど使用されるのがこちらのレストラン。だから団体客専用なんじゃないの!とお思いになられそうですが、こちらは、団体客は1F、個人旅行で訪れた方には2Fときちんと分けられています。しかも個室まであるので、ちょっぴり多めの人数で訪れた時には個室で食事というのもありかもしれません。
また、こんなに広かったらサービスとかどうなの?そんな心配もご無用!こちらのオーナー夫人である林素貞さんが語るいいレストランのモットーとは「村姑路線」。村のおばさん?とは、実は不自然ではない親切さなんだそうです。あまりにもセレブすぎると近寄りがたいから街の親切なおばちゃんのイメージ。そういえばナビの街にもいつも優しくナビを受け入れてくれる近所のおばちゃんがいたっけなぁ…。林さんの雰囲気はそのものズバリ!

おいしいものを追求し続けます

こちらのチーフシェフ劉恆宏さんは以前台北でお仕事をされていましたが、ご両親の介護の関係で25歳頃埔里に戻ってきてシェフの仕事を開始。結婚後、仕事にもより一層取り組み、現在はこちらのチーフシェフ並びに台湾美食展指導係。その他様々な料理コンテストにも参加し、名立たる有名人の会食メニューも担当されています。そんな劉さんは、とっても勉強熱心!日々のメニュー考案はもちろんのこと、食材の開発にも熱心です。また、北部のシェフが中南部の食材は探す時には、必ず劉さんをたずねると言われるほど食材の熟知度が並はずれているのだとか。そんな劉さんが作るお料理は埔里の食材が主役!他の場所では食べられないであろう新鮮さと斬新なメニューです。見た目が美しい!というのも魅力ですね。日本の懐石料理が好きで、美しいお料理への意識が高いんだそうです。
チーフシェフ劉恆宏さん

チーフシェフ劉恆宏さん

お食事の説明を熱心にしてくださりました

お食事の説明を熱心にしてくださりました

目にも楽しめるお料理の数々

今回は日本のお客様に食べていただきたい!というお料理をご紹介。名付けて「台北ナビスペシャルコース」!このメニューを見て注文すれば、こちらで食べないと損をする!というお料理を逃すことがありませんよ~!しかも、料金は今回ご紹介するお料理をすべて食べても600~700元ほど(まだ値段を決められていないそうです)。この値段でこの味・量・質を台北では食べることができませんよ!
大埔城田園樂
【花香美人腿・山藥蜂蜜百香果盅・梅汁金箔牛番茄】

前菜です。赤と白のコントラストが縁起がいいですよねっ!しかもそれぞれに特色があり、この前菜を食べたら次のお料理への期待が高まります!それぞれどんなものか見て行きましょう!!
【花香美人腿】

茭白筍はその姿から美人腿と呼ばれており、ナビは初めてこんなにも甘~い茭白筍をたべました。アクセントにオーガニックローズがあしらわれてあり見た目もキレイ。ちなみにこのオーガニックローズはパン世界チャンピオンの呉寶春も使用していることで注目を浴びており、これも埔里産!
【山藥蜂蜜百香果盅】

パッションフルーツの中にやまいもとハチミツを加えた爽やかな一品。パッションフルーツ(百香果)も埔里の名物。ナビはフルーツの中でも特別好きでよく食べるのですが、やまいもがプラスされお料理として出てくるだなんて思ってもみませんでした。酸味が強く、疲れた身体に効く~~!!
【梅汁金箔牛番茄】

トマトには様々な種類がありますが、埔里ではこの「牛番茄」が有名。この牛番茄は香りが高く、他のトマトに比べて水分が少ないというのも特徴です。なので梅汁・梅酢・はちみつを漬け込むと吸収がいいんですね。最後にバルサミコ酢をかけて完成。トマトの甘さ・香りを楽しめる一品でした。
【蓮花仙子羹】

見た目の美しさに思わず「わぁ~」と声をあげてしまいました。まるで食べられる蓮池。ブラヒー(シラスの一種)を浮かべてあるのもまるで蓮池で泳いでいるようで凝っていますよね。この緑色は地瓜菜をすりおろしたもの。季節によっては違う野菜になります。あっさりとしていて関西人ナビは気に入りました。
どの角度から見ても美しい! どの角度から見ても美しい!

どの角度から見ても美しい!

【茶酥白玉蝦】

お料理のてっぺんに乗っている海苔の様なもの、これはお茶葉を乾燥させたものなんです。鹿谷・凍頂烏龍茶を乾燥させるなんて贅沢ですねぇ。ナビは個人的に主役のエビさんよりもサツマイモチップスのおいしさに心が奪われてしまいました。サツマイモが甘くておいしい!!もちろんサツマイモチップスもこちらの手作りなんですよ!
【甘蔗筍梅干扣肉】

角煮をひと口食べたるとお肉がほろほろとお口の中でとろけていきました。その秘密は、黒毛和牛を使用した後、紙にくるんで密封し、とろ火でコトコト煮込んでいるのです。だからこんなにもやわらかいのですねっ!また、味付けには埔里名産の紹興酒を主に、紅麹など健康に良さそうなものを使用しています。お肉の下にはさとうきびと三蕨貓(シダ植物の一種)が。お肉と一緒に口に頬張ると幸せ~な気分になります。
【竹韻勇士香米飯&四丁】

竹も有名な埔里。ごはん自体には竹の味はありませんが、竹の器のおかげで竹の香りがして食欲が増します。仁愛郷の伊娜谷香糯米を使用しており、もちもち系のご飯が好きなナビ好み。でも添えられていた四丁は、ちょっとナビには辛すぎでしたが、同行スタッフはナビの分までおいしいおいしいと言って食べてくれました。四丁とは蒜苗丁、辣椒丁、茭百丁、豆豉丁のことを言うそうです!
【梅汁篜河魚片】

梅はどこに使われているんだろうと思ったら、ネギとお魚の真ん中にあるフルーティなジャムがそれでした。梅ってこんなにも甘いんだ!と感動。また上に添えられた小ぶりでかわいらしいお花。これは天使薔薇と香石竹花と呼ばれるもの。これも食べられるんですよ!お味はさっぱりとしていて白身魚のおいしさを感じられます。
【魔術紙五形健康鍋】

ナビが一番気に入ったお鍋。まずはキノコ類の新鮮さ、美しさに感動。正直台湾、いや日本でもここまで品質の良いキノコこに出会ったことって少ない気が…。キノコはカロリーを気にする女性の強い味方!たくさん食べても大丈夫♪漢方の香り漂うスープへIN!と思ったらその前に紙の様なものをお鍋の中へいれました。なんとこれ埔里名物の紙を練り込んだ特別な食べられる紙なのです。スープと混ざり合ってスープによりコクが生まれました。まるでマジック!
お味は明日葉やさとうきびその他漢方がミックスされたスープなので漢方の香りがやや強いのですが、お味的にはやさしい!キノコもおいしくパクパクいただいてしまいました。
スープは透き通っていました

スープは透き通っていました

キノコはマスト食べ!

キノコはマスト食べ!

これが魔法の紙

これが魔法の紙

紙をスープへ

紙をスープへ

混ざりました~

混ざりました~

おいし~

おいし~

【安娜娜~山刺番荔枝】

アンナナと呼ばれる植物。これって一体何?と思っていたら、台南で見かけた日本名「ろりあん」というものでした。粘り気があり甘くて、何かどこか遠い記憶の中で食べたことがあるけど、それがどうしても思い出せないんです・・・。でも、とにかくアイスキャンディーのような味でおいしい♪
【百香果餅&Q梅】

百香果餅はパッションフルーツの爽やかさはそのままにちょっぴり甘めに作られたお餅。お土産としても販売しています!お茶請けに梅もおいしくいただきました。
お土産も豊富!トマト飴も人気だそうです

お土産も豊富!トマト飴も人気だそうです

その他お土産もレストラン外で販売中!

その他お土産もレストラン外で販売中!

埔里の街を盛り上げる助けになりたい!と語るのは林さん。埔里のおだやかな気候が生み出す格別の食材と温かい人々。埔里の良さを感じられる特別なお店でした。

以上、いつか埔里でロングステイしてみたいなぁと密かに思っているナビがお届けしました。


記事登録日:2011-10-06

ページTOPへ▲

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2011-10-06

スポット更新日:2012-07-03

チェックイン日
宿泊数
部屋数 部屋1 大人 子供

支店情報

地図で見る

金竹味餐廰(南投県)

金竹味餐廰(南投県)

竹山は台湾最大の竹の産地、趣ある三合院の建物で、おいしい筍料理をいただきましょう!

関連記事

【滞在記】埔里で生活しています

【滞在記】埔里で生活しています

台湾中部の町・埔里、ここでの暮らしは自然体が一番

紙教堂で、幻想的なディナーイベントが催されました

紙教堂で、幻想的なディナーイベントが催されました

ライティング、花、紙、スローフード、音楽、詩がコラボした空間♪