秋山堂・春水堂人文茶館 (台中市)
チョーサンタン
「春水堂」のオーナーが自ら厳選した台湾産の茶葉を手ごろなお値段で!(取材内容は以前の住所のものです)
こんにちは、台北ナビです。台湾通の方ならよくご存知の「春水堂」。その創始店が台中にあることも知っていらっしゃることでしょう。でも、「春水堂」グループに茶葉、茶器を販売するお店があるって知ってましたか?ナビも、知り合いから、その春水堂販売専門の「秋山堂」のことを聞き、興味津々で尋ねてみました。
さて、いかなるところ?
お店がある朝馬地区は、中山高速台中インターチェンジの程近く、遠距離、中距離バスのターミナルとして名前を見たことがある人も多いのでは?大型バスが行きかう朝富路に、小さな川を挟んで街路樹が生い茂る遊歩道のある通りが朝馬三街。にぎやかな商店街ではなく、静かな住宅街といったたたずまいの中、同じ形の四階建ての一軒家が立ち並ぶ角に、「春水堂」が見え、その2軒隣が「秋山堂」。茶色の塀に、丸い門。小さな看板が出てます。門をくぐると、白い玉砂利を引き詰めた坪庭空間の右側に枝振りの見事な松があり、日本風な「わびさび茶風の世界」が展開されます。門からまっすぐに歩いたところに入り口が。ずっしりとした大きなドアを押して、お店の中へ入ると、全体的に茶色の落ち着いた店内。光量を落とした店内は、静かな音楽が流れ、カウンターの横で、試飲分のプーアール茶が小さな沸騰音をさせながら香りを放っています。中国風の制服を着た林美君店長がにこやかに迎えてくれました。「まずはお茶をいっぱいどうぞ」と、小ぶりな茶碗が出されました。一口いただくと、かすかに渋みのある遠い昔の風景のような味がしました。次に、「文山包種茶」を試飲。きれいな青緑色の茶葉からは清々しく、ほんのりと甘みのある味が。台北の坪林地区で2006年度のチャンピオンになった茶農家のもの。坪林地区は、台北の水源でもあるので、水源保護が行き届き、水質も良く、なによりまじめな茶農家が多いそうです。
秋山堂で扱うお茶は、台湾国内の茶農家から選び抜いて仕入れた半発酵(発酵度8-65%)烏龍茶と、中国雲南省の後発酵の普洱茶。オーナーの劉漢介氏が直々に茶葉を栽培する環境、製茶の過程、茶農家の人柄も見て、良いと思ったもののみ仕入れるのだそうです。25年以上、この業界で培われた知識と経験で選ぶ茶葉は、試飲しなくても、「こんな茶葉が入荷しましたよ」というだけで、買いに来る常連さんが多いというのも頷けます。場所柄、観光客はほとんど来ない店で、大々的に広告をしているわけでもないので、オーナーの劉氏を信頼して、おいしいお茶を飲みたいという常連さんが多いわけです。
店長おすすめの「大禹嶺茶」は、海抜2600メートルの気候の非常に厳しい場所で、産地が非常に狭いので、収穫される茶葉も少なく、入荷してもすぐに売切れてしまうそうです。どこにでも、いつでもある茶葉ではな
い、貴重な茶葉。ナビが行った日は、もうすでに在庫はありませんでした。いつか飲んでみたいですね。
店長おすすめの「大禹嶺茶」は、海抜2600メートルの気候の非常に厳しい場所で、産地が非常に狭いので、収穫される茶葉も少なく、入荷してもすぐに売切れてしまうそうです。どこにでも、いつでもある茶葉ではな
い、貴重な茶葉。ナビが行った日は、もうすでに在庫はありませんでした。いつか飲んでみたいですね。
普洱茶は女性におすすめのお茶
お店では普洱茶を試飲用に沸かされていることが多く、入ってこられたお客さんに、出しています。ナビも好きな普洱茶について、いろいろ教えてもらいました。一般に、普洱茶は、長い時間おいたもののほうがよりおいしく価値があるといわれますが、価値あるゆえに高価です(買えない?っ)!私たちが普通に飲むなら、6年ものからで良いそうです。ちなみにこの日、ナビが買ったのは、100グラムで300元のもの。茶葉をほぐしてあるタイプで、この方が煎れやすいです。
普洱茶は、後発酵なので、タンニン、カフェインが少なく、寝る前に飲んでも大丈夫。一般のお茶は体を冷やす性質がありますが、普洱茶は体を温める作用があるので、冷え性の女性が寝る前に飲むのに適しているのだそうです。血圧を下げたり、コレステロールを下げる作用もあるそうです。
台湾では、普洱奶茶(プーアールミルクティ)がメニューにある店も多いので、試してみては。アイスプーアール(甘みを加えたものがおいしいと思います)も暑いときにはおすすめですよ。
「秋山堂」と「春水堂」
ナビが友人からお店の名前を聞いたとき、単純に春と秋の対比が面白いなという感想。そこで、林店長にお店の名前の由来を伺いました。台湾をはじめ、上海にも出店する春水堂は、老若男女、人種を超えて中国茶を飲みやすい雰囲気で提供するという点と、台湾を代表する国民的飲料「珍珠奶茶(タピオカ入りミルクティー)」で大成功。どこのお店も、どの時間もいろいろなお客さんが飲んだり食べたり、おしゃべりしたり、華やかに賑わってます。劉オーナーにとって、「春水堂」は、気軽にお茶や点心を楽しんでもらうお店。それに対して、「秋山堂」は、自らが厳選した台湾国産の茶葉を、適正な価格で提供したいという思いから2006年10月に開店。開店にあたって、このような漢詩を詠まれたそうです。
「静聽春水興自濃 坐著秋山心自閑」 漢詩の世界に疎いナビですが、日本人なので、漢字を見るだけでも雰囲気だけは想像できます。テストじゃないので、正確な解釈など不要。みなさんも思い思いに想像してください。劉オーナーは、日本の煎茶道のお家元様方とも交流があり、こういう漢詩を扇子に書いて交換することもあるそうで、風流ですねえ。ここでいう秋山は、奈良の秋の紅葉を見て感動して思いを店名に。 林店長は、もうひとつ教えてくれました。
「喝咖啡聊是非」 (コーヒーを飲みながらする話しは、本当のことじゃない) 言葉どおりに訳すと誤解を招くので、少し解説。中国語の韻を使った言葉遊びで、ここでは、コーヒーを意味する「咖啡」の「啡」と「非」の発音が同じなので語呂合わせしただけです。友人らとコーヒーを飲みながら、賑やかにああでもない、こうでもないとおしゃべりする様子を例えたものです。
日本茶や中国茶は、流れるような美しい所作を見ながら、お茶を味わい、道具を眺めることが目的になるので、必然と話しの内容がまじめになります(よね?)。堅苦しいと感じる反面、プラス思考の話や、芸術(特にお茶から派生する中国古典文化)の勉強になることがあるようです。
20代のころは、台北でウエディング写真のカメラマンだったという林店長。目の病気でカメラマンを断念し、お茶の世界に入ってから、日本の歴史や芸術にも興味を持ち、現在日本語を勉強中。簡単な日本語での会話ができるので、筆談を交えて、お茶の話から始まって、日本の奈良や京都の建築物の話、戦国時代の武将の好んだお茶の話など、時を忘れて話し込んでいました。日本人でありながら、知らなかったことがたくさんあり、日本のお茶のことも勉強しなければ、と思ったナビでした。
20代のころは、台北でウエディング写真のカメラマンだったという林店長。目の病気でカメラマンを断念し、お茶の世界に入ってから、日本の歴史や芸術にも興味を持ち、現在日本語を勉強中。簡単な日本語での会話ができるので、筆談を交えて、お茶の話から始まって、日本の奈良や京都の建築物の話、戦国時代の武将の好んだお茶の話など、時を忘れて話し込んでいました。日本人でありながら、知らなかったことがたくさんあり、日本のお茶のことも勉強しなければ、と思ったナビでした。
中国茶は、種類も豊富なので、急須(茶壷)ひとつとっても、陶器、磁器、ガラスなど、材質もさまざま。家でお友達が来たときに使う茶道具がほしいけど、家の雰囲気に合わせるのが難しくて、どれを選んだらいいかわからないと相談すると、「漆塗りのお盆の上で道具を置いて、お茶を煎れれば、それだけでもいい感じに見えるわよ。」とアドバイスいただきました。お盆の上に茶の世界を作るわけですね。道具や茶葉は、厳格な決まりなどないので、自分で好きに楽しむことが大事だとも。
店内にある茶器や茶道具は、美術館の作品のように、美しくディズプレイされてます。その道具をどんなときに、どのように使おうかなどを考えるのも楽しいものです。
店内にある茶器や茶道具は、美術館の作品のように、美しくディズプレイされてます。その道具をどんなときに、どのように使おうかなどを考えるのも楽しいものです。
2階は、お茶を飲める空間があります。階段を上がると、茶葉の入った入れ物がずらりと並んだ戸棚が。これは、常連さんの茶葉の保管場所。ここではお酒じゃなくて茶葉をキープするんです。さすがお茶大国台湾。
お酒もそうですが、家でくつろいで飲むときと、雰囲気のいいお店で飲むのでは、同じものでも味が違うと思いませんか?せっかくのいい茶葉を求めたのなら、それをいただく場所も大事。
ここでは、買い求めた茶葉をいただく場合は、一人140元の茶水代、自分の茶葉を持ち込んでいただく場合は一人240元で、営業時間内なら、ずっとお茶を楽しんでいていいそうです。庭園付きの茶芸館に慣れた人には、庭や外の風景が無いのが物足りない感じもしますが、さりげなく飾ってある道具などを眺めるのも悪くないですよ。
お酒もそうですが、家でくつろいで飲むときと、雰囲気のいいお店で飲むのでは、同じものでも味が違うと思いませんか?せっかくのいい茶葉を求めたのなら、それをいただく場所も大事。
ここでは、買い求めた茶葉をいただく場合は、一人140元の茶水代、自分の茶葉を持ち込んでいただく場合は一人240元で、営業時間内なら、ずっとお茶を楽しんでいていいそうです。庭園付きの茶芸館に慣れた人には、庭や外の風景が無いのが物足りない感じもしますが、さりげなく飾ってある道具などを眺めるのも悪くないですよ。
記事更新日:2009-08-13
基本情報
| 住所 | 台中市五權西路一段2号B1(數位方舟のそば) |
|---|---|
| 電話番号 | (04)2376-3137 |
| 営業時間 | 11:00~22:00 |
| 休業日 | 年中無休(旧暦の大晦日は休み) |
| クレジットカード | 可 |
| 日本語 | 少し |
| ホームページ | http://chunshuitang.com.tw/%E7%A7%8B%E5%B1%B1%E5%A0%82/ (中国語) |
| その他の情報 | ☆茶水、飲食は、10%のサービス代も別途必要になります。 ☆12歳以下のお子様の入店はご遠慮ください。 |
| 行き方 | 中港路の交差点から朝富路を南に進み、国光や統聯のバスターミナルを過ぎ、「老虎城」が左手に見える交差点を右に曲がって30メートルほど。川沿いで歩道が遊歩道がありまsが、中距離バスの通り道でもあるので、バスがよく通ります。気をつけて歩いてください。 |
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
スポット登録日:2008-08-28


























































