大都会にポッカリあいたオアシスで「台湾茶懐石」をどうぞ。緑たっぷりのお店です☆
こんにちは、台北ナビです。台湾でお茶を飲んでいると、赴く先々で「茶人」という言葉を耳にします。実はこの「茶人」、とっても素敵な意味があるんです。攏翠坊の「茶人料理」を身体で、心で、味わってきました!
たどりついた!!台北のオアシス
『歡迎、歡迎!』とさわやかなオーナー・蔡さんのお出迎え。こんなところに、本当にお店が?少し迷ったけれど、その不安も一瞬で吹っ飛んでしまうこの明るい店内。さんさんと降り注ぐお陽さま、窓いっぱいの植物や緑地、そして蔡さんの笑顔!!さらに、店内は畳ばりのせいか、日本統治時代の陶器がおいてあるせいか、どこか懐かしい、レトロな感じもしてきます。古琴の幻想的な音が響き、なんだかどこか別の世界へ連れて行ってくれたみたい。窓の外には、たしかに市民大道が見えているんだけど…。
まるで宝探し 陳列されたものの中には・・・
『料理の準備ができるまで、お茶をおいれします』(コース外で取材のため、特別にいただきました)と、蔡さんの好意で、いきなり中国茶タイムに。奥のキッチンでは、店長の陳小姐がランチの準備におおわらわです。『日本の方は、今までどなたも飲んだことないお茶ですよ』と慣れた手つきで、蔡さんは小さな茶杯にお茶をついでくれます。なんでも、大陸の武夷山の岩茶の茶樹を台湾の南投に持ち帰り、高山茶の製造法で作ったお茶で、とっても貴重なんですって。軽発酵のさわやかな香りの中にも、岩茶独特の強さがうかがえました。ここには、年代物の老茶から一番新しい去年の冬茶まで、大陸・台湾問わず、さまざま揃えています。この不思議な空気は、そんな茶葉たちもここで呼吸しているからかも知れませんね。
さて、蔡さんが集めるお茶の好みなどを聞いているうちに料理の用意ができてきました。こちらの料理は懐石風なので、一品一品出ては前の皿を下げる、といった感じです。使う器にもとても気を使っているのは、いかにも趣味人、といった風情です。では、一品ずつご紹介していきましょう。これらの材料は、全てその日の早朝に市場へ走って買い付けたものだそうで、それは予約が必要なはずですよね。
陳小姐、お見事!!な、お料理の数々
ここのお料理はどれも、陳小姐(シャオジエ)が心を込めて作ったオリジナルです。お茶と同じで、軽いものからしっかりしたものへと、じっくり味わえるように組まれた、季節のコース料理。旬の野菜や、果物をふんだんに使った前菜にはじまり、台湾式ウーロンお茶漬けと、マナガツオの烏龍茶いぶし焼きで、クライマックスを迎えます。一品、また一品とお料理を運んでは、丁寧に説明をしてくれる蔡さん。この説明なしで、ここのお料理はもったいなさすぎるので、中国語ができない方は、通訳をしてくれる人がいると最適なので…。蔡さんの茶目っ気たっぷりのジョークも、隠し味になっているものですから☆「茶人料理」その真髄たるや・・・
『「茶葉料理」と「茶人料理」はちがうんですよ』蔡さんは、語ります。『茶葉を直接料理にいれるのが「茶葉料理」。でも、私たちはお茶をいれる時の気持ち、その理解、お茶に対する想いから料理をつくっています。茶葉が目に見えなくても、決してお茶から離れることのない、とっても自然な「茶人料理」です』。お茶をいれる時のやさしい気持ちで、食物を。作った人の気持ちが、私たちに届きますように、ということらしいです。ウーロン茶漬けの味がとってもシンプルなのも、そういった理由から。でも、一杯目をゆっくり味わって、まだ満腹感が足りない、と感じたら、勇気を出して『おかわり!!』を(無料なんですって)。2杯目からは、ご飯の中に、隠し味の「魚のデンブ」を入れてくれるので、何杯でもイケちゃいます。さて、お待ちかねのお茶タイム。今日は大陸の武夷山でとれる、単欉岩茶の鳳凰奇種。岩茶が一番好きだと打ち明けるナビに、『探し当てましたね』とニコニコしながら、少しも面倒がらずに、ときに筆談を加え、たくさん秘話をして下さる蔡さん。実は蔡さん、こう見えて、日系企業でのエンジニア歴12年。『温度とか時間とか、お茶にも共通してるでしょ?』…、そうでしょうか。そうかと思うと『ここで、私のいちばん重大な役割はお皿洗いですので、失礼しますよ〜』と、のれんの奥へ消えてみせる蔡さん。とっても素敵な笑顔と、ユーモアも当然「茶人」の必須条件のよう!?
以上、台北ナビでした。
記事更新日:2009-07-02
基本情報
| 住所 | 台北市松江路124巷23號6F |
|---|---|
| 電話番号 | (02)2562-9542、蔡氏0928-85-7325 |
| 営業時間 | 11:30~21:00(完全予約制・ランチ11:30~14:30、お茶14:30~17:30、夕食17:30~21:00) |
| 休業日 | 不定休(食事は月曜休み) |
| クレジットカード | 不可 |
| 日本語 | 少し |
| その他の情報 | 料金システム 660元(すべてコース) お茶→水代(1名につき)180元+茶葉代250元から(2名で250元のお茶を飲んだ場合180×2+250=610元=305元/1人、プラス100元/1人でお茶菓子がつきます) |
| 行き方 | MRT最寄り駅は板南線「善導寺」。長安東路1段のちょうど真ん中あたりで、林森北路と新生北路の間。「長安東路1段52巷」の目安は『香都HOTEL』。その道を、高架のある市民大道のほうへ曲がり、華山公園の手前の右側のアパートの2階。 |
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
スポット登録日:2007-03-02













































