蘇杭点心店

スーハンティェンシンディエン

学生街にたたずむ隠れた点心の名店。そこで見た一人の職人のこだわりとは……!?

こんにちは、台北ナビです。

今回紹介するのは、住宅街に根ざした地元のお店といった佇まいの「蘇杭点心店」。赤い特徴ある看板と、店頭からうかがえるおいしそうな月餅が目印のお店。しかし、庶民的なお店だからって侮ってはいけません。おいしさピカイチの料理はすでにこの界隈では知る人ぞ知るもの。口づてに広まりつつある台湾美味をご堪能ください。ここの小籠包や蝦餃子はまさに文句なしの味。食べずに帰るのはもったいない!

小籠包と蒸餃子類はハズせません!!

小籠包 8個 110元

早速、このお店のメインである「小籠包」、そして、ほかにもエビ餃子や野菜餃子、更にはゴマ餃子まで食べさせて頂きました。まず感じるのは包む生地の薄さ!この薄さは高級中華料理店並みです。更に、その薄くてしっかりした生地の中に肉や肉汁が一杯に詰まっています。だから一口食べれば芳醇な香りと溢れんばかりの餡が肉の旨みと一緒に広がります。小籠包の味も大変しっかりしていて、病みつきになるウマさ!これでこの値段は本当に凄い。小籠包はつくる時点から醤油を少し加えているらしく、ちょっと濃いめのこの味がまた日本人の舌に絶妙に合います。また、餡の作り方も当店オリジナル。とんこつでしっかりと煮込んだスープを混ぜて作っています。そのため少し手間暇がかかるのですが、味に一層深みが増すんだとか。こ、これぞ職人のこだわり……!
蝦餃子(蝦仁蒸餃)8個 140元

蝦餃子(蝦仁蒸餃)8個 140元

菜餃子(菜肉餃子)8個 110元

菜餃子(菜肉餃子)8個 110元

桂花芝麻(ゴマ蒸し団子)3個55元/8個110元

桂花芝麻(ゴマ蒸し団子)3個55元/8個110元

また、おすすめはずばりエビ餃子!ひとつひとつプリプリした小さいエビが入っています。中には小籠包のように肉汁も入っていて、それがエビの香りで海鮮風に…!他にも野菜が入っていて違った食感が味わえ、健康にも抜群の効果がある野菜餃子などの一品も捨てられません。最後はゴマ蒸し団子を食べればまさに無敵。中に甘い黒ゴマがたくさん詰まっている中華風デザート。ふんだんに詰まったゴマが鼻腔を刺激して感動。中に少量のミルクパウダーを隠し味で入れてあるので、その分、優しい甘さも含まれています。デザートとして食べるのにおすすめです。

数多い月餅、そして春雨に舌鼓♪

棗泥核桃35元♪ 里肌鮮肉餅35元♪ 芋泥松子35元♪

芝麻瓜仁35元

芝麻瓜仁35元

湯豆腐細粉 75元

湯豆腐細粉 75元

ここは月餅と呼ばれる台湾独特の食べ物の種類が多いお店でした。店先で作っているところが見られるのですが、パイ生地のようなサクサクしたものに、中にアンコ他、さまざまな餡を入れてある月餅でした。ナツメ餡にクルミの種をまぶしてパイ生地で包んだ「棗泥核桃」をはじめ、中にお肉が入った「里肌鮮肉餅」、お芋の美味しい「芋泥松子」、ゴマの中にスイカの種を砕いたものをいれてある「芝麻瓜仁」などなど。外のサクサクした食感に、中の香ばしい餡やお肉。値段もお手ごろで本当に嬉しい品々です。あっさり揚げた豆腐に、湯葉で包んであるピリ辛のお肉、このふたつがたっぷり入った春雨を食べることができるんです。あっさりとしていて食べやすい春雨に、ピリリと辛いお肉が色を添え、揚げ豆腐の食感が食べる楽しさを増してくれます。あっさりした味が珍しい台湾では貴重な存在。おすすめです。

お店の歴史、職人の鑑であるご主人を紹介します。

「蘇杭点心店」は開業42年を誇る、老舗中の老舗。今まで2度引越しをしていて、ここに移ってきて6年ほど。若々しいご主人の鄭可栄さんは、35歳。先代ご主人(お父さん)は伝統的な上海風料理屋を営んでいたそうで、子どものときからお父さんの手伝いが好きで、よく手伝いながら料理を学んだそうです。おいしいお店のため評判もよく、多くの人から「支店を出しませんか?」と声をかけられることもしばしば。しかし、そういう話はすべて断ってきたそうです。鄭さんいわく「そういう人たちはお金儲けが目的ですが、私はお金儲けをしたいわけではありません。きちんとした味を追求してお客さんに提供できればいいのです」……エライ!まさに職人のカガミというもの。ちなみにこのご主人、今も頻繁に仲間たちと料理の作り方について研究を続けています。いわく「自分は父親から全てを教えてもらえたわけではないので、まだまだ勉強しなくてはいけない」。いやはや、おみそれしました。そういうわけなので新メニューは随時開発中です。

声の大きな看板奥さん。そして知られざるメニューとは!?

この店は日本語のメニューがないかわりに、日本語がある程度話せる奥さんがいらっしゃいます。奥さんに日本語をどこで覚えたのかと聞くと「こういう店で働くと簡単な日本語ならそのうち覚えるんですよ」との返答。奥さんの元気な声が始終、店の中に響き渡っています。もうすぐ隣のお店と合併して店内を広くするらしく、まさに昇り調子といった感じのお店です。

さて、このお店では開店直後の10:30~11:30までしか売られていない、限定の料理が存在します。その名も「上海古湯包」(15個 190元)。これ、ハーフサイズの小籠包なんです。食べやすくておいしいと、とても人気が高いこの料理。ただ、手間がかかるらしく、包む時間は普通の小籠包の3倍かかるそうなので、時間限定で提供しているのだそうです。グルメを自称するあなた、昼になる前に行ってみてはどうでしょうか??

以上、台北ナビでした。

記事更新日:2009-08-07

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基本情報

住所 台北市羅斯福路二段14号
電話番号 (02)2394-3725
営業時間 11:00~20:30
休業日 年中無休
クレジットカード 不可
日本語 少しOK
行き方 MRT「古亭」駅を下りて7番出口へ。そのまま真っ直ぐ歩いて國語日報の50mほど手前(3分ほど)。

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2006-01-25

スポット更新日:2008-08-07

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