明福台菜海産

明福台菜海產

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台湾好きタレント渡辺満里奈さんが何回も通った店!出されるお料理すべてが絶品。

こんにちは、台北ナビです。本日は、台湾好きのタレント・渡辺満里奈さんが著書「満里奈の旅ぶくれ―たわわ台湾―」の中でも紹介している、絶品台湾料理がいただけるナビライター達もおすすめのお店をご紹介します。

1976年創業の老舗「明福」は、日本の芸能人や政治家をはじめ、台湾の芸能人や政治家、企業家たちも御用達という評判高~いお店。かねてからそんなうわさを耳にし、ナビ個人的にも「本当においしいのか~!?」「うわさのぶっとびスープは本当にぶっとぶのか~?!」なんていう好奇心にかられ、ぜひ行ってみたいお店のひとつに上がっていました。

それでは、うわさの「明福」に行ってみましょう。ドキドキ!

あれれ、見過ごしてしまいそうな外観のお店にちょっとビックリ!

政治家や芸能人御用達のお店ということで、なんとな~く豪華絢爛なお店をイメージしていたナビ、のっけからやられてしまいました(~o~)。ひっそりとした佇まいの、というよりはとっても地味な店構えで、住所をじっくり探していかないとほんとに見過ごしてしまいそうな庶民的な外観のお店だったのです。

絶大な支持と長年の歴史があるにもかかわらず、そんな店構えにこれが本当にかの有名なお店?!と疑問を抱きながら、店内に入ったナビでしたが…。

これぞ、ぶっとび!!超豪華スープ!

◆ うわぁ、具だくさん!こんなゴージャスなぶっとびスープは初めてデス。

◆ うわぁ、具だくさん!こんなゴージャスなぶっとびスープは初めてデス。


まずは何をおいてもこれ、「仏跳牆」でございます!

別名「ぶっとびスープ!」(大9,900元、中5,500元、小3,300元)。おいしさのあまりお坊さんがぶっとんでしまったというスープなのですが、おいしさもさることながら、そのお値段の高さにもぶっとんでしまうという、いろんな意味でも話題のスープです。ちなみに、目安としては「大」は10-15人、「中」6-9人、「小」5人前後の量。2-3人で食べてもとっても食べきれないのでご用心です!
あわび、フカヒレ、干し貝、マツタケ等の高級食材を14種類使い4時間もかけて煮込んだというぶっとびスープ。台北のひんやり寒い冬には、体が温まってとってもよさそうです。もともと、広東地方の料理で、山、海の珍味を一緒に煮込むため、栄養のバランスもよく、滋養のつく食品として、薬膳料理に分類されることもあるそうです。台湾では一般に排骨(豚のリブ)やタロイモを入れて煮込むことが多いのですが、明福はこれらの一般的な食材を使わず、厳選した素材と調味料を用い、色々試行錯誤した末に作り出されたオリジナル。他店と比べてスープが比較的あっさりしていて、素材の持ち味が生かされているのが特徴だそうです。お値段も張りますが(*^_^*)、使っている素材とその味を試せば納得するはず!
◆ こちらは「大」。こんな大きなツボはみたことがないという位、とりあえず、でっかい~!!

◆ こちらは「大」。こんな大きなツボはみたことがないという位、とりあえず、でっかい~!!

フカヒレなんかも入った高級な「仏跳牆」を食べたナビの感想は、「おいしい~!」の一言。一般のぶっとびスープよりもずっとあっさりしています。また、食べた後に唇が重なって離れにくいような現象も現れ、“上質のコラーゲン”を食しているという実感があり、「なるほど~!これはただのぶっとびスープではない!」と感じ入った次第です。高級漢方薬「冬中夏草」も入っていました。見た目はグロテスクですが、ほとんど無味、おまけに気管支に効くそうなので、ぜひ食してみてくださいネ。一度食べたら忘れられないこの味は、まさにこのお店最大の売り物と言えましょう。

はずれなしの絶品・台湾料理の数々をご紹介します~!

◆ ユリ根の炒め物 

◆ ユリ根の炒め物 



ナビ個人的には、ユリ根を炒めるとこんなにおいしいんだぁ~と開眼したメニュー。ユリ根の食感と甘みが引き立っていました。白いユリ根に黄色の銀杏、きゅうりのグリーンに人参のオレンジ、そして棗の赤が見た目にも美しい一品です。
◆ 三杯土鶏 

◆ 三杯土鶏 



お鍋ごと運ばれてくる「三杯土鶏」は小姐がよく混ぜた後取り分けてくれるのですが、豪快なそのサーブの仕方に「一体これは何?」と身を乗り出して見てみたくなるという演出効果あり!地鶏のうまみとよくしみ込んだその味の確かさに、ナビ取材陣も脱帽。あっという間になくなってしまいました。
まずカラッと揚がったその揚げ具合を見て、食欲がまたまたパワーアップしたナビ。えびと魚のすり身、そして黒クワイのサクサクした食感に、生湯葉のなんとも言えない食感が重なり、素直に喜びを感じてしまう一品。
ぶっとびスープに負けずとも劣らない、後味を引くようなとってもおいしい絶品スープ。「春雨を入れてもおいしそう」「これはダシに蝦を使っているはず」「いやいや、カニを使っているはず」などと論議を醸しました。それではということで、阿明師に伺ってみると「乾燥した魚「扁魚」を使っています」との由。茶色く見えるのは、鰆を揚げたもの。美味い!
◆ 紅蟳チャーハン 

◆ 紅蟳チャーハン 



きれいに並べられた紅蟳が食欲を刺激。見た目のゴージャスさとなつかしさを覚えるようなチャーハンの味に「うまいっ!」とうなる人続出。
◆桂花魚翅

◆桂花魚翅



お次は「桂花魚翅」フカヒレ、たまねぎ、クワイ等を炒めた台湾の伝統的な炒め物。一見春雨風に見えるのはもちろんフカヒレ、贅沢にたっぷり入っています!お味のほうもそんなに濃くなく、クワイのシャキシャキ感がいい感じで、白いご飯が進みます。
◆焼き九孔

◆焼き九孔



面白いのが、とこぶしのあぶり焼。とこぶしという貝の上に台湾風マヨネーズをつけて焼いたものです。台湾のマヨネーズは日本のマヨネーズとまた味が違って日本人には苦手な人が多いのですが、こうやってあぶり焼きをすると貝の味がとても引き立ちます。
◆山蘇の炒め物

◆山蘇の炒め物



こちらは花連の特産品、「山蘇」の炒め物。しゃきしゃきとした歯ごたえが楽しい、日本人受けする一品。ナビはこの「山蘇炒め」をいただき、「明福」のシェフの腕の高さに脱帽しました。こんなにおいしい「山蘇炒め」は初めて!でした。お試しあれ!

新鮮な海鮮料理、モツ料理もあります!

◆ 水槽の中からお目当ての食材を選びます

◆ 水槽の中からお目当ての食材を選びます



明福では入り口を入ったすぐの所に、ミル貝、あわびといった海鮮はもちろん、鶏の腎臓、カラスミの肝臓といったモツ系まで、新鮮な食材がずらりと並べられ食欲をそそります。先にご紹介したもの以外にも、まだまだおいしくて変わった料理がい~っぱい!人気のメニューを教えてもらいました!

◆土托魚は、こんな魚です。

◆土托魚は、こんな魚です。


好き嫌いがあるとは思いますが、まずはモツ系。カラスミの肝炒め「炒烏魚腱」をはじめとして鶏の腎臓炒め「麻油雙腰」(時価)、魚の浮き袋のにんにく炒め「蒜炒魚 」(時価)などなど…名前だけでもうだめ、という方もいるかとは思いますが、こういうモツ系って意外とおいしいんですよ~。食わず嫌いで敬遠しているあなた!この機会に一度試してみてはいかがですか?食材はもちろん、店頭に並べられているものを使います。

また、日本人に人気があるのが、伊勢エビ「龍蝦」(時価)、ベニガニ「紅蟹」(時価)、魚の姿蒸し「清蒸鮮魚」(時価)等の海鮮系。新鮮な素材を使っているため、お値段が時価というのが少し怖い(^_^;)ですが、値段は遠慮なくお店の人に聞いてみましょう!

食後のデザート

◆ デザート

◆ デザート



メニューにはのっていませんが、実はデザートも一品だけあります。「炸芋棗」というゴマ団子の様なもので、中身に小豆ではなく棗(ナツメ)の餡を使ったもの。甘さ控えめで、もう食べられないっていう時でもパクッといけてしまえそう。
◆ フルーツ

◆ フルーツ



本日の季節のフルーツはこんな感じ。こちらはサービスとなっています。

「明福」のお料理を生み出すシェフ、その名も「阿明師」!

◆ 「明福」の店長はシェフもかねた、この道数十年の大ベテラン。「阿明師」(阿は中国語で名前の前につけ、親しみを込めた呼称、師はシェフの意味)と呼ばれています。

◆ 「明福」の店長はシェフもかねた、この道数十年の大ベテラン。「阿明師」(阿は中国語で名前の前につけ、親しみを込めた呼称、師はシェフの意味)と呼ばれています。


「阿明師」は17才の時から料理修行を始め、何年も試行錯誤を重ねた末に作り出されたのが「明福」のオリジナル台湾料理の数々。陳水扁総統お墨付きの腕の持ち主で、その味は多くの台湾人の心をつかんでいます。お店の拡張話など色々いい話もあったらしいのですが、味に対する強いこだわり、また「明福」に来てくれる大勢のお客さんのことを考えた末、全てあっさり断ったそうです。

食べると納得、グルメなあなたもうならせるそんな台湾料理の名店にあなたも行ってみませんか? リピーター確定間違いなしですよ!?

以上、台北ナビでした。
◆ 厨房に立つ「阿明師」。この厨房からおいしいお料理が作り出されます。

◆ 厨房に立つ「阿明師」。この厨房からおいしいお料理が作り出されます。

記事更新日:2009-05-21

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2003-02-04

スポット更新日:2014-06-26

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