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粽、湯圓といったらここ、手づくりにこだわっているから味わいが違います!



こんにちは、台北ナビです。台湾の「端午の節句」は旧暦5月5日。新暦でいうと毎年5~6月頃にあたり、この月のハッピー食べ物は「チマキ」(台湾では、粽子(ゾンズ)と言います)!!これにまんまとあやかりたいナビ、機は熟したとばかりに、チマキの名店「九如」に行ってきました。 

名店の風格


手作りの味わい台湾人に認められたチマキの名店「九如」。40年間以上、台湾人の心をつかんで放さないこちらのチマキは、「手作りと無添加」に保証されています。1年中暖かい台湾で育ったモチ米が笹の葉にくるまって、この旨み、甘み、そしてモチモチ感!!中から染み出す、具材たちがまたたまりません!食欲そそられます!台湾チマキは種類が豊富で、自分のお好みで入れてもいいものもあると聞きました。が、何と言っても代表的なのは、肉入りチマキ、アズキ入りチマキ。ナツメ入りなんて台湾でしか味わえないでしょうね。こちらにご用意されているのは全13種類、1個65元~で台湾のお祭り気分を。 

チマキですが…

実は端午節のチマキを販売し始めるのは、端午節の1か月くらい前からなんです。ナビたちが行ったのはほんのちょっと早い時期で、12種類はありませんでしたが、常にあるという2種類を、まずいただきました。 
湖州鮮肉粽 65元
なめらかなもち米がたまりません。お腹にもたれない感じもいいです。中に入っている肉もいい味がしみ込んでいて、とても上品なチマキでした。
豬油豆沙粽 65元
肉チマキと同じで、もち米のおいしさが何とも。笹の葉のいい香りもします。アズキアンは甘過ぎず、さらっとした上質のいい味がします。

「九如」を語る


さて、ナビたちが店に入った時に迎えてくれたのが、オーナー呉鄭麗貞さん。ご主人とともに浙江省の紹興出身で、蒋介石元総統とともに台湾へ渡ってきました。今年88歳で、背筋がビシッとしておられ、カウンターのところでは座ることなくずっと立ってらっしゃいます。お勘定の時には、パパッとおつりを計算して、お客さんにさっと手渡し、そのキビキビしたことと言ったら!とてもそのお歳が想像出来ません。呉鄭さんは、昔の苦労話しを少し語ってくれましたが、蒋介石と同じ浙江省出身の方の中国語はかなり訛りがきつく、うまく聞き取れないナビ…。お父さんが同じく浙江省出身というナビスタッフに通訳?聞き分け?に立ってもらいました。呉さんご夫婦は、台湾へ来る前はまったく飲食業に関わったことがなく、自分たちで作ったチマキを近隣の人たちにあげたりしていたのが最初だったそうです。お2人でいろいろ試策しながら作ったチマキが、店となり評判となり、どんどんお客さんが入って来るようになったというわけです。 
店の中でワンタン包みのパフォーマンスも見ることができます。早い!あっという間にこんなにきれいに並びました!
一人で食べに来ている人も多いんです。馴染み客とみました。
店頭には上海風点心なども売られています。 塩卵や寧波餅、ハム等々。小菜もお持ち帰りできます。

まずは小菜を棚から取りました

上海風の魚の煮込みもあります。小菜は一つ50元。なすやきゅうり、昆布に豆腐…上海や浙江省独特のものもあり、どれもおいしそう。白っぽいのは、馬蘭豆拌豆干という他では見られない小菜ですが、不思議においしかったです。
ナビたちが食べた3品です ナビたちが食べた3品です ナビたちが食べた3品です

ナビたちが食べた3品です

いろいろ食べました

酒醸湯(米+團)の卵入り 110元
酒醸とは、甘酒で、そのもろ味がかったスープにゴマ餡入りお団子が入っています。卵はお好みで選べます。ナビ、これにはかなり感激しました、おいしい!でも一人で食べ切るには相当の量なので、2人くらいならぜひ食べたいですね。 
麻醤涼麺 50元
女性にはちょうどいい量で、ゴマソースがうまい!これにワンタンスープで120元というランチメニューもあります。 
排骨菜飯 110元
上海風の高菜の刻みが入ったご飯を想像していたのですが、それよりも豪快でした。トンカツも肉が柔らかく、この組み合わせかなり気に入りましたね。 
他にも芝麻湯圓75元 湯年糕130元などメニューもいろいろ。
お茶はセルフサービスです!! 

団子のウマさ


とことん「モチ」づくし!チマキをはじめとして、台湾でこんなにモチ米が好んで食されてるとは!?「モチ」台湾バージョンとしては、年糕(ニィエンガオと言います)と、チャーハンならぬ、チャーモチ?「炒年糕」がおすすめですね。これはいけます!また、こちらで日本人に人気だというのは湯(米+團)(タントゥアン)。お湯の中に白いものがプカリプカーリ浮いてて、ツルっとノドごしの良い「だんご」がその正体。ゴマ入り、あんこ入り、そして肉入りなどなど。でも、これってデザートでいただくのかな?それともメイン?お好きにどうぞ♪ 

チマキの時期になると…

店内で、店外で、歩道でも!?至るところで、チマキを作るそうです。名店のおかかえ職人衆。自由自在に行程をこなしていきます。端午の節句じゃなくても、台湾の皆さんに一年中愛食されている「九如」のチマキ。この手作りチマキは味と形そのままで、未来へしっかりと伝わっていきそうですね。「モチ」ろん、私たちも、お土産としてお持ち帰りできちゃいますよ。どこに出しても恥かしくない手作りの味わいを、是非。そして、台湾内外へとも「九如のチマキ」は広がっていくのです。  

メニューありすぎ、迷います


SOGOにも支店を構え、さらに栄養満点なのに低カロリー。しかも一品一品がおいしい。見たところ常連さんも多そうでした。チャーハンや牛肉麺など、オーソドックスな中華B級グルメが楽しめるのもこのお店の魅力! 120元~のランチセットもよろしいかと。平日のみの提供です。お店ではお持ち帰り料理もあり、立って待っている人も多いです。お昼時は、急に込み始めるので、スタッフたちの様相も凄みを増してきます。メニューを取りに来たときにウ~ンとなんてまだ考えてたら、すぐによそへ行ってしまいます。また、混み時は大きい声で呼ばないと来てくれないことも。名店ならではの不愛想さとも言えるかもしれません。が、味に関しては、太鼓判を押します!!
店内が左から右の状態になると、スタッフの表情も険しくなります 店内が左から右の状態になると、スタッフの表情も険しくなります

店内が左から右の状態になると、スタッフの表情も険しくなります

記事更新日:2011-05-03

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2002-08-05

スポット更新日:2017-05-02

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