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台湾産野菜料理でちょっと1杯!人の輪が広がるバル風居酒屋

こんにちは、台北ナビです。

在台日本人に人気の和食バル、「野菜家」をご紹介します。その名の通り、台湾産を中心とした野菜料理を肴に、ちょい飲み&本気飲みができるお洒落な居酒屋です。飲む+食べるはもちろん、バル式の店だから、コミュニケーション形成の場としても一役買っているのだとか。

それでは、おいしい&楽しいを求めて…ナビも行ってきま~す!

日本人が集まる林森北路エリアの外れに


日本人向けの飲み屋街として知られる林森北路エリア。本格的な台湾料理店や日本語が通じる飲食店が多く、夜ともなれば日本語の看板にネオンが灯って、さながら日本の歓楽街!

そんなエリアに在台駐在員や留学生が多く集う店が…「野菜家」です。七条通の東側に位置し、メインストリートの林森北路からは少し奥まっていますが、これが高ポイント。にぎわう街を通り抜けることなく、らくらくアクセスできるんです。MRT「中山」駅と「松江南京」駅のほぼ中間に位置し、どちらからも徒歩10分ほどの場所にあります。

台湾産野菜料理で気軽にちょい飲み

バルとはスペイン語でBar(バー)のこと。彼の地では朝・昼・晩と、コーヒーやビールを片手に軽食を楽しむ場として、気軽に利用されています。値段も手ごろ。その上、親しい人との会話を楽しんだり、地域の情報を交換したり、時にはスポーツ観戦で盛り上がったり…と生活の延長線上にある、コミュニケーションを楽しむ空間でもあります。

「野菜家」は、まさしくそんな空間、台北に現れたバルなのです。

オーナーの佐藤和哉さんは、台湾で学生生活を送っていたころ、この界隈でアルバイトをしていたとか。台湾が好きになり、このエリアが気に入り、ここで自らの店を持つことが夢に…。素食(ベジタリアン)の店が多い台湾ですが、当時はまだ野菜をメインにお酒の飲める店はありませんでした。そこに目をつけたという佐藤さん。母親がベジタリアンで、子どものころから食卓には野菜料理がよく並んでいたのも大きな理由の1つだといいます。

そうして2013年11月、「野菜家」がオープンしました。熱炒(台湾式居酒屋)のように大人数でワイワイするでもなく、お洒落なバーで1人静かにグラスを傾けるのでもなく…気の置けない者同士が、気軽に食事とお酒とおしゃべりを楽しむ場所。「台湾産の野菜料理でちょっと1杯…」そんな和食バルなのです。

人の輪がつながるコミュニケーション形成の場

欧米のバーやパブの雰囲気を漂わせるドアを開けると、奥へと長~い空間が続きます。目に飛び込んでくるのはバーカウンター。テーブル席は僅か1つのみです。グループで訪れてもは多くはカウンター席に通されることに…。実はこれ、この店の狙いなのかもしれません。
入口ドアのメニューはオーナーの手描き!

入口ドアのメニューはオーナーの手描き!

入口近くのテーブルは4人掛け

入口近くのテーブルは4人掛け

愉快なスタッフが出逢いをお手伝い

愉快なスタッフが出逢いをお手伝い


「お客さん同士をくっつけちゃいます!」と笑うのは店長の瑞慶覧(ずけらん)さん。たまたま隣り合った人、あるいは気が合いそうな人を、さりげなく会話の輪へと導いて、お知り合いにさせちゃうのだとか。なんだか楽しそう!

そうそう、これがバルスタイル。気軽に立ち寄って、おいしい料理とお酒を堪能しながら、たまたま居合わせた人とのコミュニケーションも楽しむ…そんなお手伝いをしてくれるのが、ここ「野菜家」なんです。

常連さんなら「ここへ来れば誰か知り合いがいる!」という人がほとんどだとか。旅行者だって、面倒見のよいスタッフの手に掛かれば、異国で友達の輪が広がるはず!もちろん、在台歴の長いオーナーと店長が、ガイドブックには載らない台湾情報も教えてくれますよ。

和洋中折衷、ニッポン家庭の味

メニューは月毎にマイナーチェンジ。表示は日本語ありきなのが有り難い!

メニューは月毎にマイナーチェンジ。表示は日本語ありきなのが有り難い!


メニューの中心は、旬の台湾野菜を使用したベジ料理です。入手が困難なもの以外は台湾産にこだわり、直接市場に出向いたり、業者を通じて季節のものを仕入れているとか。日本ではあまり見かけない水蓮菜などの、ちょっと変わった野菜なども食べられるそうですよ。慣れない異国での1人暮らしや旅行中は野菜を摂取する機会も減ってしまうもの。こうしてモリモリ野菜を食べられるのはうれしいですね。美容を気にする女子にもおすすめ!

メニューは、オーナーのおふくろの味をベースにしたものから、オーナーが中心となってスタッフと開発したオリジナルまでさまざま。ベジタリアン料理専門店ではないので、肉料理も魚料理も食べられます。また和食に限らず、洋食も中華もありの、まさに日本の居酒屋的ラインナップ、日本の食卓的メニューがいただけます。価格帯も100~200元台が最も多く、居酒屋チェーンのノリで気軽に利用できそうです。

必食!おすすめ料理

全体的にしっかりした味つけでお酒が進むものばかり。それでは、おすすめ料理をいただきま~すっ!


【まこもだけ】
チンジャオロースー 160元


まこもだけの一大産地、南投県埔里産を使用したチンジャオロースーです。日本でもおなじみの定番中華を「野菜家」風にアレンジした一品は、シャキシャキのまこもだけが美味。ほかにタマネギ、ニンジン、ピーマン、豚肉…なども野菜たっぷり。ニンニクが効いていて、箸もお酒も進みます。


【トマト】
丸ごとグラタン  180元


大きなトマトを丸ごと1つくり抜いて、取り出したトマトとタマネギなどをライスと炒めて再びトマトの中へ…。チーズのフタをしてオーブンでこんがり焼き上げたらできあがり~♪トマトの爽やかな酸味に、ピリッと辛いタバスコのアクセント。ギッシリと詰まっているから、おなかも大満足!


【大根】
牛肉味噌 160元


あっさり味の大根煮の上に、たっぷりと肉みそがのったオーナーおふくろの味。丸2日コトコトと煮込まれた大根は芯まで味が染み渡り、柔らか~!噛みしめるたびに、ジュワ~っと旨味が染み出るおいしさです。濃厚でほのかに甘い肉みそは赤みそを使用。大根との相性抜群!


【サラダ】
クレソンとフェタのバジルサラダ 200元


苦味のあるクレソンとタマネギの甘さが絶妙です。ミニトマト、ピーマン、タマネギ、バジルなどと共に。さっぱりだけど、しっかりとした味のイタリアンドレッシングを添えて。


【自家製サングリア】
赤サングリア 250元
白サングリア 250元


旬のフレッシュフルーツをふんだんに使った店オリジナルのサングリア。本日は、リンゴ・パイナップル・キウイ・モモ…。季節に合わせて5~6種を使用するそうです。夏にはマンゴーも加わるとか!新鮮な果物がたくさんだから、ジュース感覚でイケそう。ほかに、ノンアルやホットもあり。


【角High】
角ハイ 140元


パッと見どこにでもあるサントリー角瓶のハイボール。ですが…強烈なシュワシュワ!喉ごしビリビリ!こちらで提供しているのは超炭酸のハイボール。この角用の超炭酸ハイボールマシンは台湾に数台しかなく、今後増える予定もないとか。角ハイファンはぜひ!

要チェック!ハッピーアワー&ハッピーデー


今すぐ「野菜家」に行きたくなった人に朗報。お得に利用できるハッピーアワーが超おすすめです。毎日18~20時の2時間は、キリンビール・ハイボール・ウーロンハイの3つがなんと1杯99元ポッキリ!おつまみを頼んだって300元で(1000円強)でお釣りがきます。ちょい飲みしちゃう~?

さらに毎週火曜はハッピーアワーならぬハッピーデー!営業時間いっぱい上記3つが各99元/杯で楽しめます。野菜のおつまみもご飯もがっつりオーダーして、お得に満腹になりましょう!

また、サッカーや野球のイベント時にはスペシャルウィークも。店内モニターで観戦すれば、より一層楽しめそうです。
オーナー佐藤さん(右)、店長瑞慶覧さん(右から2番目)とスタッフのみなさん

オーナー佐藤さん(右)、店長瑞慶覧さん(右から2番目)とスタッフのみなさん

カウンター上に並ぶおすすめのお酒。オーナーの地元、宮城県産の梅酒も

カウンター上に並ぶおすすめのお酒。オーナーの地元、宮城県産の梅酒も

日本の味や生活が恋しくなった在台日本人、そしてヘルシー志向の台湾人に評判の「野菜家」。温かく迎え入れてくれる雰囲気は、旅先でちょっと飲みたい時にも最適です。気軽に立ち寄り、食事とお酒と人々との交流を楽しみませんか?あなたも「野菜家」の一員に加わったら、きっと楽しいはず!

以上、台北ナビでした。

記事登録日:2019-04-23

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2019-04-23

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