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台湾南部で一番予約しにくいレストラン、そこはルカイ族の集落の中にありました。

こんにちは、台北ナビです。
屏東県霧台郷好茶村にある「AKAME」は、FBかE-mailでしか予約できないレストランで、毎月初日に次の月の予約受付を開始します。ナビがFBから次の月の予約をしたのは11月14日の夜で、予定の2週間ほど前のことです。12月1日は金曜日だったからか18時の予約はもう埋まっていて、21時となりました。店は18時~20時と21時~24時の2段階設定になっています。最初は21時からご飯かあ~と思ったのですが、2部は3時間あり、しかも食事後にはスタッフとのおしゃべりもでき、結果的に正解だったのです~!
台鉄「屏東」駅からだと、車で40分はかかるでしょう。2階建ての三角屋根の建物が並ぶこのエリアは、もともとは瑪家農場と呼ばれていました。2009年8月6日~8月10日に台湾中南部と東南部に最悪の水災をもたらした八八水災(莫拉克風災Typhoon Morakot)が発生。オーナーであるAlexたちの好茶部落は全壊或いは半壊の被害を受けたことで、屏東県のこの瑪家農場と呼ばれていたところに、「霧台鄉好茶村」と「瑪家鄉瑪家村」、「山地門鄉大社村」の3つの村が一緒になった「禮納里Rinari部落」が設立しました。ナビたちが今回訪れた「AKAME」の里は、ルカイ族の村「霧台鄉好茶村」だったのでした。
この足跡が目印

この足跡が目印

入って右の方です

入って右の方です

向かいの個性的な店兼招待家庭

向かいの個性的な店兼招待家庭

「AKAME」は、ルカイ語で「燒烤」の意味

「AKAME」が有名になったのは、2016年のこと。どうやら屏東にすごいレストランがあるらしいと、美食家や食通たちは、高鉄や車を駆使して、屏東県の「禮納里部落」へ押しかけ始めました。そこには「原住民精神と国際的な視野」を持つ創作料理が待っていたのでした。
2015 年6月に開店したこの店は、AlexとSkyというルカイ族の兄弟が始めたものでした。Alexはシンガポールの江振誠(André Chiang)(RAWのメインシェフ)のチームの一員として、弟のSKYは、高雄の著名なフランス人シェフであるアントニオに学んだ後、THOMAS CHIENに師事しました。2人ともレストラン開始時にはすでに経験豊富な料理の達人であったのです。
オーナーAlex

オーナーAlex

AlexとSkyは3歳違いのルカイ族の兄弟で、2015年2月、自分たちの故郷である好茶村に戻ることを決心しました。ご当地食材を使用した原住民の伝統とフランス料理の手法で、他のどこにもないレストランを始めたのでした。
Alexはメイン料理のバーベキューとスイーツを担当しているので、ほとんどの時間が窯の前にいます。Skyは前菜とお酒の担当でした。でした、というのもナビたちが行った時期にはSkyは奥様と台東県成功鎮で Skyというバーガー店をすでにオープンしていて、Skyの代わりにキッチンに立っていたのは、Alexの従弟のFrankでした。
窯の前にいるのはFrank

窯の前にいるのはFrank

ルカイ族の料理は、「燒烤」(バーベキュー)がメインなんです、

ルカイ族の料理は、「燒烤」(バーベキュー)がメインなんです、

到着

入口の様子

入口の様子

ドアの取っ手

ドアの取っ手

9時ちょっと前に着いたナビ一行4人は外で待っていましたが、同じように9時予約の方たちも近くに座っておしゃべりをしています。21時予約の方たちは大体この好茶部落に泊まる人たちが多いので、18時予約の人たちのように車を運転するので今日は飲めない、ということもなさそうです。ナビたちもこの日は小米酒を1本頼みました。この好茶部落には、民宿はなく、招待家庭といって一般家庭が旅行客を受け入れるシステムがあります。ホームスティみたいな感じですね。

入ります

21時になってスタッフがドアを開けてくれました。
内部はルカイ族が好む黒がベースのインテリアで、席はカウンターに8席、壁に向かって高い椅子の席が8席。奥に4人ほど座れます。18時はすべて満席なのですが、21時の時には、高い椅子席は極力受け入れていないとのことでした。ナビたちは奥の楕円形のテーブルに4人で座ります。
高い椅子の席

高い椅子の席

ナビたちのテーブル

ナビたちのテーブル

前菜が出てきました。パリッサクッといただきました。
そして、焼きあがったパンとクリームチーズがベースのバター。パンは天然発酵酵母の酸っぱみに甘味の混じったパン、あったかくて柔らかいです。このパンだけで温かく歓待されている気分になってきました。
前菜

前菜

手作りのパン

手作りのパン

これが!美味しかった~

これが!美味しかった~

さて、この日のすべての料理は4人でシェアをします。
「AKAME」の意味がルカイ語で「燒烤」(バーベキュー)であることから、ほとんどの料理が素材をバーベキューする形をとっています。メニューは毎日新しいもので、そして、テーブルに運ばれた料理には、すべて心のこもった料理説明と笑顔があり、温かいホスピタリティを感じます。
Alexの奥様と

Alexの奥様と

奥様の妹。料理の説明やサーブ、小米酒も入れてくれました

奥様の妹。料理の説明やサーブ、小米酒も入れてくれました

テーブルセッティング

テーブルセッティング

ナイフ

ナイフ

AKAMEの文字

AKAMEの文字

テーブルにあったクリーム?のようなもの

テーブルにあったクリーム?のようなもの

おしぼりでした。

おしぼりでした。

料理の品々

台東手採野菜 280元
野菜の上には細いチーズと半熟卵がのっています。裂いて混ぜて食べます。ドレッシングの味も独特で、野菜は7種類とのこと。甘いのや苦いのなどいろいろな味と食感が口の中で混じり合い、面白いです。

イカってこんなに美味しいんですね♪

イカってこんなに美味しいんですね♪


東北角花枝 380元
東海岸で採れたイカですが、完全に火が通る形にはしていません。Alexの熟練の技で調整された半焼きの状態が、噛むとイカの甘さと旨味をじわーっと引き出してくれます。

馬告芋頭乾香腸沙拉 380元
タロ芋と乾いた台湾ソーセージを原住民香辛料である馬告で和えたサラダです。野菜はご当地産の有機野菜。ソースも格別で、赤いビーツも彩を添えています。
焼き具合が絶妙

焼き具合が絶妙

自分たちで4等分しました

自分たちで4等分しました


黒豚梅花、小米起司、龍眼乾刺葱醤 680元
今晩の肉のメイン料理の一つで、個人的には一番美味しかった料理です。黒豚の最高部位を「燒烤」し、小米酒で溶いたチーズをかけ、干し竜眼と刺葱のソースも横に。これを食したからには、もうほかの肉は当分食べられそうにないです。
干し竜眼と刺葱のソ-スが添えられています

干し竜眼と刺葱のソ-スが添えられています

最高でした

最高でした


台東海釣包公雞魚 for 4people 1380元
台東で獲れた包公雞魚(日本語でタカベ)という小型の海魚です。4人でいただくのにちょうどいい量で、やはり絶妙な焼き加減で、魚の旨味が内部に閉じ込められています。
4人分です

4人分です

分けました

分けました

カウンターの人々

カウンターの人々

レストランの雰囲気もいいのです

レストランの雰囲気もいいのです


五葉松吉拿棒&62%台湾巧克力 200元
いい香りのシナモンチョロスはAlexの手作り。ホクホクのチョロスの上には台湾五葉松がパラパラとかかり、香りを増強させてくれています。ここ数年、台湾はカカオ生産に力を入れていて、屏東は台湾最大のカカオの産地。まったりとしたチョコをチョロスにつけていただく…最高の瞬間ですね。
「AKAME」の看板スイーツです

「AKAME」の看板スイーツです

チョコ

チョコ

ホクホクのうちにいただいてください

ホクホクのうちにいただいてください


楊桃、洛神花、小米、馬告馬斯卡彭起司 220元
鮮やかな赤はローゼルの色。スターフルーツとローゼル、小米酒、マシューカッパドキアチーズを混ぜ合わせて、すべての味を口の中で楽しみます。個人的にはかなりハイ感度なスイーツの味という気がしました。見た目で楽しみ、そして、ゆっくり目をつぶってでも味わってみてください。
食べるのがもったいほどの可憐さだけど、全部を混ぜていただきます

食べるのがもったいほどの可憐さだけど、全部を混ぜていただきます

食後の語らい

食事には10%のサービス料がつきます。最初はどうやらかなりお高いらしいと聞いていましたが、4人で行って小米酒も1本頼み、1人1400元ほどでした。そして、21時予約のメリットは、食後にAlexやスタッフと語らいの時間があること。もちろん一緒に写真を撮ったりしてると、深夜12時はゆうに越えてしまいます。ほかのお客さんたちもワインを飲みながら、おしゃべりに花を咲かせつつ、ゆっくり座っていました。ナビたちの宿泊地はここから徒歩圏内。素敵な夜を過ごした後はゆっくり散歩しながら帰りま~す。

テーブルも自分たちの手作り

テーブルも自分たちの手作り

生花はAlexがアレンジしています

生花はAlexがアレンジしています

以上、台北ナビ(細木仁美)でした。

記事登録日:2018-01-17

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2018-01-17

スポット更新日:2018-01-17

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