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クオリティに自信あり!台湾産コーヒーが飲めるこだわりのカフェで極上のコーヒータイムを過ごしましょう


こんにちは。台北ナビです。

今日は台湾産のコーヒーが飲める噂のカフェ「森高砂咖啡」を目指して、迪化街エリアにやってきました。大のコーヒー好きナビにとっては、前から気になっていたお店です。どんなコーヒーが飲めるのか楽しみです!

大通り沿いにあるのですぐ見つかります!


森高砂咖啡があるのは迪化街の問屋街から少し離れた場所。中山駅から続く南京西路と、北門駅から大橋頭駅へとつづく延平北路という大通りが交わる交差点に面しています。

迪化街の景観を崩さないよう老建築風にデザインされた建物に入っていて、毛筆体の看板が建物にピッタリ。入り口の扉やテーブルなども落ち着いた色の木製で、全体的にノスタルジックな雰囲気です。
店内もシックな雰囲気

店内もシックな雰囲気

ゆったりソファ席もあります

ゆったりソファ席もあります

台湾には700以上のコーヒー農家があるんです!


中に入るとすぐの棚にコーヒーが陳列されていました。ずらりと並んだ種類の多さにびっくり。これすべて台湾産のコーヒーなんです。

古抗や阿里山でとれることは知っていましたが、台湾にはこんなにコーヒー農園があるんですね!
台湾コーヒーの良さを伝えるべく

台湾コーヒーの良さを伝えるべく

森高砂が立ち上がりました

森高砂が立ち上がりました

オーナーの董さんがコーヒーについて語ってくれました

オーナーの董さんがコーヒーについて語ってくれました


オーナーの董鼎禾さんがその中でおすすめのコーヒーを選びつつ、「森高砂咖啡」の成り立ちやコーヒーについて話してくれました。

ブランドを立ち上げたのは2011年のこと。台湾はコーヒーの栽培に適した気候で、品質のよいコーヒーがとれるにも関わらず、台湾茶に比べて産業として成り立っていないことに疑問を感じていたといいます。

台湾には700以上のコーヒー農家があるんです!

産地だけでなく生産者の名前も明記しています

産地だけでなく生産者の名前も明記しています


董オーナーによると、台湾にはなんと700以上のコーヒー農園があるそうです!ただその多くがコーヒー栽培だけではやっていけず、台湾茶や農産物などほかのものと並行してコーヒーを作っているそうです。

森高砂ではそのうちの111軒と契約して、産地を明記して販売しています。コーヒー豆生産国の多くは発展途上国といわれていて、台湾のように経済や技術が発達した地域のコーヒーは、それだけでかなり貴重と言われています。
豆の外皮を取ると

豆の外皮を取ると

中にも薄皮があります

中にも薄皮があります

輸入品は薄皮も取り除いた状態で出荷しますが、鮮度を保つ上ではギリギリまで薄皮を残しておくのがポイント!

一般的に、コーヒー豆の生産国はコーヒーの果実から果肉と内果皮を取り除いた「生豆」を消費国へ輸出します。この内果皮には生豆の鮮度を守っている働きがあるんですが、その大切な内果皮を除くのは、少しでも軽くして輸入費のコストを少しでも抑えたいからだと言われています。しかし、大切な皮を取った状態で長時間運輸されるので、どうしても鮮度が落ちてしまうんだとか。生産国で飲むコーヒーがどれほど新鮮か、ナビにもわかってきました!

森高砂の高砂は原住民への敬意が込められています


森高砂という名前の由来について伺うと、「森」はコーヒーがとれる森林のこと。「高砂」はその昔日本人が台湾原住民に名付けた「高砂族」から取っているということでした。

いま台湾にあるコーヒーの木はもともと日本統治時代に日本人が植えたのが最初で、その頃から原住民の方々はコーヒー栽培の貴重な労働力だったといいます。今でも台湾コーヒー農園では原住民の力が欠かせないので、彼らに敬意を込めて「高砂」の名前を取っているそうです。

保存方法や焙煎にもとことんこだわっています


台湾産のコーヒー豆は台湾茶のように喉元に残る甘みが特徴。花が開いて実がなった後、果実が小さい一時期土壌にあえて水を与えないようにし、一種の水不足の状態を作ります。もう限界!というところで、水分を再度与え始めると、生きるために、一生懸命水や養分を吸いこむことで、より甘くなるんだとか。なるほど~!コーヒー豆はドMだったのですね~。

また山の高さはあまり関係なく、昼間は太陽に強く照らされ、夜は気温がぐっと下がるという場所が最適。朝晩の温度差が大きければ大きいほど味わい豊富な味わいになるんだとか。

精製方法によって香りも味も全然違うんです!


森高砂で扱っているコーヒー豆は精製方法によって3つに分けられます。乾式、湿式、半湿式と言われるものです。
左から乾式、湿式、半湿式の豆

左から乾式、湿式、半湿式の豆

見た目もこんなに違うんです!

見た目もこんなに違うんです!


乾式はその名の通り水を使わず、コーヒーの実を3、4ヶ月の間天日干しにして、太陽の力で乾燥させたものです。自然の力を使った方法なので、ナチュラルとも呼ばれます。

作業自体は単純ですが、毎日太陽がでるわけではないので、気候に左右されがち。また2時間ごとにひっくり返さないとカビが生えてしまったりするので、お世話が大変なんだそうです。実際に干した後の実を見せてもらいましたが、まるで焼き上げたようにカリカリ。中を開けるとしっかりとフルーツの香りがし、コーヒーも果実なんだということを改めて思い出させてくれます。野性味あふれる土の味が特徴です。

つづいて湿式ですが、こちらは水洗い処理(ウォッシュド)とも呼ばれ、乾燥前に水で洗うという方法。森高砂では外の皮や果肉を取り除き、コーヒー豆の周りについているミューシレージと呼ばれる粘液質を水で洗い流し、発酵した後に乾燥させたもの。発酵しない方法もあるのですが、森高砂では一度発酵槽に入れるフルウォッシュドと呼ばれる過程を採用しています。

水で洗う過程で品質の悪いものは取り除かれ、きれいな豆が均一にできあがるのがいいところ。この製法だと豆本来の味を楽しめるそうです。
これがハニープロセス製法の豆。たしかに粘りのようなものが確認できます

これがハニープロセス製法の豆。たしかに粘りのようなものが確認できます


半湿式はハニープロセス、パルプドナチュラルなどとも呼ばれる製法ですが、ハニーといっても蜂を使っているわけではありません。

先ほどの湿式では取り除いたミューシレージを残した状態でゆっくり乾燥させて、ミューシレージの甘みを豆に移すという方法。香りや甘みがハチミツを思わせるものであることから、こう呼ばれているんです。ハチミツみたいな甘みのあるコーヒーって聞いただけで美味しそうですよね〜!

新鮮=豆むくむくは思い違いだった!?

豆の膨らみは焙煎からの時間と比例しているそうです! 豆の膨らみは焙煎からの時間と比例しているそうです!

豆の膨らみは焙煎からの時間と比例しているそうです!

焙煎というのはコーヒーのあの芳しい香りを引き出すと同時に豆の中の水分を抜く作業。ナビは以前どこかで「湯を注いだ時に膨らむのが新鮮な豆」と聞きかじって、以来信じ込んでいたのですが、董オーナーによると焙煎してから時間があまり経ってないということもあるけれど、焙煎を深くすれば、比較的膨らみやすくなるそう。古くなった豆でももう一度焙煎しなおしたとしても、ドリップした時にはむくむくと膨らむんですって!膨らんだからといって豆自体の新鮮さとは直接関係がないんですね!あくまで、焙煎の深さと焙煎してからの時間が短いということだったなんて……ちょっとショック!!
豆を挽く時も微調整しています

豆を挽く時も微調整しています


焙煎は森高砂の工場で行われます。精製方法やその日の気候に合わせて豆が含んでいる水分量も違うので、微妙に火の強さを調整しながら焙煎するそうで、この技術によってまたコーヒーの味が違ってくるそうです。

自慢のコーヒーを飲み比べさせてもらいました!

スピーディーにドリップ!

スピーディーにドリップ!

基礎知識がわかったところで董オーナーが選んでくれたコーヒーを試飲させていただきました。

精製方法の違いを味で感じよう、ということで、最初は嘉義は阿里山特富野というところで収穫されたコーヒーを乾式湿式の両方で飲み比べてみることに。

目の前でオーナー自らドリップしてくれたんですが、そのスピードの速いこと!時間をかけてドリップすると雑味が出てしまうので、スピーディーに落とすという考え方なんだそうです。時間をかけてドリップするのがいいと聞きかじっていたナビ、またしてもカルチャーショック!
スピーティーに抽出 スピーティーに抽出

スピーティーに抽出

まるでオシャレな実験道具!

まるでオシャレな実験道具!


ナビの前には実験道具のようなガラス容器に入ったコーヒーが、木のトレーに乗せられてやってきました。森高砂はサーブの方法にもこだわっていて、ガラスのピッチャーに入ったホットコーヒー、氷水に浸されたガラス管、氷入りの小さなグラス、小さなカップがワンセットになっています。

最初にガラス管の中で冷やしたコーヒーを氷入りのグラスに注いで飲むのが流儀。品質の悪いコーヒーは冷えると美味しくなくなってしまうため、豆のクオリティを知るにはアイスで飲むのが一番わかりやすいんだそうです。冷えても美味しいコーヒーを確認してから、ホットコーヒーをいただきます。
氷水の中に浸けた試験官にコーヒーを入れて冷やします

氷水の中に浸けた試験官にコーヒーを入れて冷やします

さらに氷が入ったミニグラスに入れて試飲

さらに氷が入ったミニグラスに入れて試飲

同じ阿里山コーヒーでも精製方法によって味も香りも色も全然違うんです!

同じ阿里山コーヒーでも精製方法によって味も香りも色も全然違うんです!

飲んでビックリ!同じ場所の同じ農園でとれたコーヒーなのに、全然味が違うんです。

乾式は香りも味も酸味がとても強く、湿式は香ばしさが強く感じられました。ガラス管に入れて色を比べてみると、乾式の方が濃いのがわかります。新鮮な分、精製方法の違いがダイレクトに舌を直撃した感じで、あまりの違いに驚きました。

総じて阿里山コーヒーはあっさりした味わいです。

ナビ一押し!太麻里産のコーヒー

ナビ一押し!太麻里産のコーヒー


続いていただいたのが、台湾東部の太麻里で作られた豆を湿式で処理したもの。董オーナーもイチオシだということだったのですが、予想以上に美味しくて、ナビもカメラマンも驚いてしまいました。聞けば「日昇の里」とも呼ばれる太麻里はコーヒー栽培に最も適した場所なんだとか。昼間は強い太陽が、夜は強い海風があるので気温が急激に下がり、ドMのコーヒー豆が美味しくなるのにぴったりの条件なんです。確かに今までに飲んだことのない深い味わい!飲んだ後もえぐみが残らず、喉元からほんのり甘さが漂ってくるようです。


ハニープロセス製法の豆もぜひ飲んでみてください、ということで出していただいたのが南投の國姓郷にある九二分山という山で収穫された豆でした。この山に森高砂咖啡が自分たちで運営している農園があるんだそうです。

レモンティーのような風味が特徴ということでしたが、乾式のものを飲んだ後だったからか、酸味は控えめな印象でした。飲みごたえは割とどっしりしていて、ハニーの名前どおり甘い香りがほんのりしました。


最後に台湾で古くからコーヒーが栽培されてきた古坑の豆をアイスで。アイスコーヒーもホットとまったく同じ方法でドリップしたものを氷で冷やしてサーブしてくれます。

古坑といえばその昔コーヒーの生産・輸出で栄えたことで有名です。さすがの老舗といった感じで、苦味と酸味がほどよく、飲みやすさが際立っていました。

缶入りの豆やドリップパックの販売もあります!


もちろんコーヒー豆の販売もあります。オリジナルの缶入り豆は大小2サイズ。ドリップパックも一袋から購入できて、詰め合わせのギフトセットもあります。豆はその場で挽いてくれますし、お土産にピッタリですよね!

試飲させてもらった中でもとりわけ太麻里のコーヒーが気に入ったナビは、缶入りの豆を購入しようと思ったのですが、がーん。なんと売り切れ。やはり人気なのでした。豆の中には在庫が終わり次第終了という品種もあり、販売する豆やカフェのメニューも豆の入荷状況によって変わるそうです。値段も変わるので気をつけてくださいね。気になったコーヒーには2度と出会えないかもしれないので、すぐにゲットしましょう!
ギフトセットは760元

ギフトセットは760元

缶は箱に包装されていて、贈り物にもピッタリ

缶は箱に包装されていて、贈り物にもピッタリ

ドリップパック(一袋60元〜)もあります

ドリップパック(一袋60元〜)もあります

お買い物もゆっくり楽しんで お買い物もゆっくり楽しんで

お買い物もゆっくり楽しんで


お店の開店前に始まった取材が終わる頃には、お店の中はお客さんでいっぱいになっていました。外国人や観光のお客さんが多いのかと思っていましたが、意外にも地元のおばさんたちがカップ片手にお喋りに盛り上がっていたり、おじさんが新聞を読みながら一人でゆっくりコーヒーを飲んでいたり、台湾の人もたくさんいらっしゃって、和やかな雰囲気でした。

台湾人に愛されるメイドイン台湾のコーヒー。コーヒー党の方はもちろん、台湾が好きな方にはぜひ飲んでいただきたいです。

以上、台北ナビがお届けしました。

記事登録日:2017-05-05

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2017-05-05

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