邱氏咖啡（屏東県）

台湾カカオからチョコレートの始まりはココでした！

屏東県の長閑な場所にある邱氏咖啡。お店は2階建てで、裏には近年他のところから持って来て植え替えしたというカカオの樹々が、その奥にはカカオの製造工場があります。また別の場所にカカオ畑も持っているそうです。今回は息子さんである邱育廣さんに、いろいろとお話を聞きました。カカオはみかんや林檎の樹と同じく、樹が老いるほど、良いものになります。日本では滅多にお目にかかれないカカオ、台湾では嘉義以南で14年ほど前から着々と植えられるようになりました。ナビは実際に樹に成っているカカオの実や、可愛らしい小さなオフホワイトの花に大興奮してしまいました。お父様の代よりこのカカオを大切に育て、これをチョコレートとして生産をし始めたのがまさに邱氏咖啡です。生チョコは丁寧に箱に入れられ1粒ひと粒をじっくり味わっていただきます。口の中に入れた瞬間に広がるしあわせ～！

甘すぎず、ほんのりと苦味が効いて上品な味。邱さんが、笑みを浮かべながら「実は裏メニューがあるんです」と。それは毎日あるわけではなく貴重なカカオから作られるものなので、お店を訪れた際出会えるかどうかは運のみです。“月亮的眼淚”という名が付けられたもの。限定量で価格もそれなりにしますが、それを口にすると、精神的にも体力的にも力が湧いてくる不思議なものらしいですよ！