台南のお茶探し:)

旅行の時期 2014年08月

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ジューススタンドは国民飲料になっています。五分足らずでテイクアウトでき、すぐに冷たい飲み物が飲め、たくさんの斬新な製品があります。
ますます多くのジューススタンドブランドが、現代人の忙しさを象徴しています。さらには、お茶の味をおろそかにしているようです。ジューススタンドは便利でおいしいかもしれませんが、ファーストフード精神は茶の味をおろそかにしているようです。

茶は一種の共有です。以前はお年寄りが感情を深める方法は、お茶を入れることでした。共有するのは茶碗の中の茶の香りだけではなく、お茶を入れる過程の心です。私たち若者がお茶を飲む方式は、電話で出前を頼むことです。前者は茶の味を完璧に味わうことができ、後者は便利な生活習慣です。ここ数年、消費者の舌が肥えてきたのか、新興のジューススタンドは、前者の茶の味と、後者の便利さを融合し、効率を求める私たちも、良いお茶が味わえるようになりました。

台南へ帰った後、だんだんコーヒーの量を減らしてお茶に変え、いいお茶を探す過程で好きな味が増えました。ここでいくつか紹介しましょう。

『找紅茶』N23°工夫茶
正興街にある工夫茶です。主に四種の紅茶を販売しています。新しい茶店に行くたびに、必ず一番シンプルな紅茶を注文します。紅茶はまたその店へ行くかどうかの指標です。一番シンプルな茶から、店の茶に対する思い入れがいちばんよくわかります。ちょうどこの店は、紅茶を主な商品にしています。店主はきっと、自分の店の茶に自信があるに違いありません。店員ははちみつの香りの工夫紅茶を推薦してくれました。きっと店の看板茶でしょう。よい紅茶の基準は、まずもちろん苦くないことです。それから、シロップにかき消されないフルーツの香りです。店員に推薦された工夫紅茶は、天然紅茶の柔らかな蜜の香りがあり、あまり甘みを加えなくても苦いと感じません。一般的なジューススタンドより少し高いものの、品質が保証されています。


茶名が書かれた看板には、茶品の特色が書かれています。好みに合わせて紅茶が選べます。
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店の中の扁額。店はお茶屋から発展したので、茶の品質のレベルが保証されています。
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商品の種類が少ないからこそ、単純で、お茶の香りを逃しません。
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商品の種類が少ないからこそ、単純で、お茶の香りを逃しません。
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『找抹茶』茶都里
第一印象が悪かったので、抹茶をただの「緑色の粉薬」としか思っていませんでした。友達はちょうど私と反対で、とても抹茶が好きです。彼女が抹茶を大好きなのを見て、抹茶にもう一度チャンスを与えることにしました。この一目でわかる純和風の茶店-茶都里は、抹茶と玄米茶を目玉にしています。店に入って、レジの前でメニューを探すと、店員は脇の壁の、手書きの価格表を指さしました!!
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価格はすべて漢字で書かれています。慎重に注文しないといけないようなので、慎重に抹茶ラテ(?)を注文しました。値段はやや高く、普通のテイクアウトの中カップです。最初に一口飲んだとき、少し後悔しました。が、それは単に私が「緑の粉薬」の印象から抜け出せていないだけでした。後で牛乳とよく混ぜた後、飲みやすくなりましたが、それでもゴクゴク飲めませんでした。しかしこの時、口の中に残っていた抹茶が甘い味を放ち始めたようでした。抹茶が好きな友達が言うには、いい抹茶は、後の余韻があり、抹茶愛好家はこの感覚を好むそうです。ずっと抹茶に対していいイメージのなかった私ですが、抹茶を好きになる理由がわかり始めました。

府前路の茶都里は、和風茶を目玉にしていて、店もとても和風です。
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袋は店名が印刷された紙袋です。飲料を受け取った人も幸せを感じるでしょう。
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『找名茶』振発茶行
台南でお茶と言えば、私の祖父母より古いこの店に触れないわけにはいきません(そもそもあなたは私の祖父母が何歳か知らないでしょうけど)。二世紀近く続く振発茶行は、西暦1860年、清の咸豊十年に創立されました。台湾の歴史学者によると、台湾で最も歴史の長いお茶屋だそうです。
私が突然歴史に詳しくなったわけではありません。茶を入れてある紙袋に紹介があったんです。
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お茶を買って帰った後、袋の店の紹介を見ると、老舗茶屋の特色がさらに良くわかります。お茶を味わうとき、茶の香りだけでなく、お茶屋の二世紀のこだわりを味わうことができます。実はお茶を入れる時間が全くないので、いつもはわざわざ茶葉を買いません。この古い茶屋を知ったのは、実は外国の友達の紹介です。高品質の茶葉が買えるだけでなく、店内はお茶の博物館のようで、錫製の茶桶が保存されています。店も伝統的な手作り紙包茶にこだわっています。伝統的な紙包茶は、贈り物にもピッタリです!
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全て手作り紙包茶です。伝統にこだわり、昔の品茶の精神を引き継いでいます。
贈り物に使うと、誠意を表すことができます。
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古い錫製茶桶には、茶に対する二百年のこだわりが詰まっています。
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品芳茶行

健康路の小地球の脇で、開業30年あまり、お茶と茶具を専門に扱っています。長年の伝承とこだわりで、台南名店100店の名誉を獲得しました。
店内では各種茶葉と、多様な茶具を販売しています。振発が伝統を保存しているというなら、品芳茶行は茶道芸術を広めました。
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珍しいコレクション:白河の林文嶽の作品。
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今日は幸運にもオーナーに会えました。中国から帰ってきたばかりで、常連客達とお茶を飲んでおしゃべりしていました。
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品芳が販売している水出し冷茶(緑茶)。

オーナーの奥さんも熱心に茶葉商品を紹介してくれました。主な産地は、中国張家界の自然茶園です。一年で一か月、雪の溶ける春芽しか採集できません。飲むと口当たりが非常に甘く、のど越しが柔らかで、水出し冷茶に適しています。
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今日は幸い、オーナーの娘さん-林玟君先生がちょうどいて、お茶を入れる見本を見せてくれました。
林先生は茶芸技師の免許を持っています。
この日先生が使った茶葉は大樹紅茶です。


まず壺を温めます。
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口当たりは一般的な紅茶と全く違います。香りが脳を直撃し、飲んだ後もお茶の香りが口の中にずっと残っています。

林先生は、お茶を味わうには、牛飲(一気に飲むこと)ではなく、一口一口ゆっくり飲まなければ、茶葉の味と、茶葉がもたらす感覚が味わえない、と言いました。

茶葉の違いは、品種、産地、季節、環境と品質にあります。
先生は、できたばかりのお茶は燥熱なので、体質を整えなければならない女性、もしくは燥熱体質の人は、三か月以上置いた茶葉を使ったほうがいいと言いました。

お茶を入れ、味わう過程で、それぞれの茶の味を学び、どうやって心を落ち着けるかも学べました。
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口当たりは一般的な紅茶と全く違います。香りが脳を直撃し、飲んだ後もお茶の香りが口の中にずっと残っています。

林先生は、お茶を味わうには、牛飲(一気に飲むこと)ではなく、一口一口ゆっくり飲まなければ、茶葉の味と、茶葉がもたらす感覚が味わえない、と言いました。

茶葉の違いは、品種、産地、季節、環境と品質にあります。
先生は、できたばかりのお茶は燥熱なので、体質を整えなければならない女性、もしくは燥熱体質の人は、三か月以上置いた茶葉を使ったほうがいいと言いました。

お茶を入れ、味わう過程で、それぞれの茶の味を学び、どうやって心を落ち着けるかも学べました。

記事登録日:2014-11-21